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映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』【ネタバレなし感想】脚本家・古沢良太に脱帽!結末は予想外…見事に騙された!

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映画『コンフィデンスマン JP』を観てきました!

 

素晴らしいエンターテインメントな映画でしたよ。

期待を裏切らない安定の面白さ。

 

そして…うん、見事に騙されてきましたよ。

 

では、いってみましょう。

 

 

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作品情報

公開日:2019年5月17日

監督:田中亮

脚本:古沢良太

製作:石原隆

   市川南 

企画:成河広明

プロデュース:成河広明

プロデューサー:梶本圭

        草ヶ谷大輔

        古郡真也

主題歌:Official髭男dism「pretender」

配給:東宝

上映時間:116分

 

キャスト

長澤まさみ:ダー子

東出昌大:ボクちゃん

小手伸也:五十嵐

小日向文世:リチャード

織田梨沙:モナコ

滝川英次:ちょび髭

マイケル・キダ:バトラー

前田敦子:鈴木さん

佐津川愛美:矢島理花

岡田義徳:キンタ

桜井ユキ:ギンコ

生瀬勝久:ホー・ナムシェン

山口紗弥加:高松千鶴

小池徹平:桂公彦

佐藤隆太:鉢巻秀男

吉瀬美智子:桜田しず子

石黒賢:城ヶ崎善三

竹内結子:ラン・リウ

三浦春馬:ジェシー

江口洋介:赤星栄介

 

予告


映画『コンフィデンスマンJP』予告編

 

あらすじ

華麗に大胆に人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)、ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐。次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名を持つラン・リウ。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、3人は香港へ。

 

ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。そんな中、天才詐欺師ジェシーが現れ、同じくランを狙っていることがわかる。そして、以前ダー子たちに騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。


騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか!?

(出典元:映画『コンフィデンスマン JP』公式サイト)

 

 

映画『コンフィデンスマン JP』ネタバレなし感想

ざっくりと感想 

 

ドラマ『コンフィデンスマン JP』と同様に、ダー子・ボクちゃん・リチャード(と五十嵐)がターゲットをあの手この手で騙くらかしてお金を奪うというお決まりの展開でありつつも、舞台は香港、そして豪華ゲスト俳優陣の出演などとかなりお金をかけた…じゃなかった、スケールアップした映画『コンフィデンスマン JP ロマンス編』。

 

騙し騙され騙され騙し…ターゲットを欺くわざとらしい笑える演技&変装、そして僕たち観る側をも欺くまさかのどんでん返しも健在で。王道の『コンフィデンスマン JP』をしっかりと押さえつつも豪華ゲスト俳優陣もビシッとうまく絡まって、最後の最後までずっと楽しく観られました。116分の上映時間はあっという間でしたよ。

 

ドラマ版を観てきた方ならわかると思いますが、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、誰が味方で誰が敵なのか。登場人物全員が怪しく見えるんですよね(ボクちゃん以外は)。

 

なんとかダー子たちに騙されまいと、嘘を、カラクリを見抜いてやろうと序盤から気合い入れて観てましたが…

 

 

 

無理だったー。

 

騙されまくったー。

 

 

 

あれもこれもあっちもそっちも嘘だったんかい!演技だったんかい!って感じで。

 

『コンフィデンスマン JP』恒例の種明かしでは、大どんでん返しもあるので(かなりビックリ!)最後まで目を離せませんよ!

 

勘の良い方でも見抜くのは難しいかな…騙されちゃうかな。

 

 

 

ロマンスなダー子  

 

今作はロマンス編ってことで、特にダー子のロマンスが絡んできます。そりゃ映画だし当然主役のダー子が絡んでくるよね。ボクちゃんならまだしもリチャードのロマンスにはそんなに興味ないし(言い方)…。

 

ダー子とロマンスってイメージ的に合わないですよね。ボクちゃんを見て舌なめずりしちゃうような女性ですよ。ロマンスという言葉からは大きくかけ離れていますよね。ダー子って。

 

でもね、いつものようにテンション高く振り切っているダー子とはいえ、演じていているのは長澤まさみさんですよ。ロマンスのシーンではダー子からちょこっと長澤まさみが顔を出すわけですよ。美しい長澤まさみが顔を出すわけですよ。

 

このギャップがまた良いんですよね。ロマンスのシーンは必見ですよ。

 

 

 

豪華ゲスト俳優陣

 

竹内結子さんに三浦春馬さんに江口洋介さん…みんな主役を張れる役者さんですよ。

 

今回のターゲット、香港マフィアの女帝ラン・リウ役の竹内結子さん。あまり感情を表に出さないピリッとしたクールな役柄で。

 

今年の2月に再婚されて、恋する女は美しいとはよく言ったもので、ほんっとに美しかったです。そして、ほんのり色気もあるんですよね…。コメディエンヌな竹内結子も良いけど、シリアスな竹内結子も大人の魅力があって素敵でした。

 

天才恋愛詐欺師ジェシー役の三浦春馬さん。恋愛詐欺師役なんだけど、本気でやれば現実の世界でも恋愛詐欺師になれるんじゃないかな?って思わせるほどの爽やかさダダ漏れだった三浦春馬さん。

 

絶対に良い匂いしますよね、三浦春馬さんって。見た目が良い匂いだもん(意味不明だけどニュアンスは…わかってくれます?)。なんだか最近色気も出てきてるし。そんな彼の幅広い演技に注目です(意味深)。

 

ドラマ版の第1話でダー子たちの餌食になった日本のゴッドファーザー赤星栄介役の江口洋介さん。背も高くてシュッとしてカッコいいんですよね。良い意味で悪役もできる顔つきだし。ダー子たちに復讐を誓ったいかつい悪役をビシッと演じてました。

 

でもね、いかついけど銭形警部のような結構愛すべきキャラになってるんですよね。ダー子たちにまんまとやられた第1話の少しおマヌケな印象があるからなのかな。怖いけど可愛い。僕はかなりお気に入りのキャラです。

 

で、今回はダー子たちに復讐を果たせたのかだって?

そりゃあ、皆さんの想像にお任せ…想像通りですよ。

 

 

  

過去キャラの再登場

 

過去キャラもちょこっと登場するのも見どころです。

 

第1話に登場した江口洋介さん演じる赤星をはじめ、ドラマ版に登場したキャラクターたちが再登場するという『コンフィデンスマン JP』ファンにはたまらない演出もあったりね。

 

ダー子たちに騙されて身ぐるみ剥ぎ取られたキャラクターや、ダー子たちに関わったキャラクターのその後が見られるのも懐かしくてとっても良かったですよ。

 

そんな過去のキャラクターたちがどこの場面でどのように物語に絡んでくるのかは観てのお楽しみってことで。

 

 

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脚本家・古沢良太

 

脚本家・古沢良太さんによるところが大きい『コンフィデンスマン JP』の世界。明るく楽しいテンポの良いコンゲーム(騙し合い)の世界観が抜群でした!さすが!

 

古沢良太さんの脚本と言えば、最近だと新垣結衣さん主演の映画『ミックス。』でしょうか。新垣結衣の可愛さも手伝って、古沢良太さんらしいポップでキャッチーな雰囲気で僕は結構好きな作品です。

 

他に代表的なところで言うと、映画だと『ALWAYS 三丁目の夕陽』シリーズ『探偵はBARにいる』シリーズでしょうか。ドラマだとやはり『リーガル・ハイ』ですかね。

 

『リーガル・ハイ』は『コンフィデンスマン JP』に通じるところが多くて。テンポの良いセリフの掛け合いや意外性のある面白い仕掛けがあったりと、古沢良太さんの真骨頂(って僕は思ってる)って感じでね。

 

いつか『リーガル・ハイ』と『コンフィデンスマン JP』のクロスオーバー的な作品を観てみたいなぁ…なんて個人的には思っております。ターゲットは古美門。古美門って性格が捻じ曲がっているので、一筋縄ではいかないですからね。逆にダー子たちに罠を仕掛けてくるかもしれないし。古美門 vs ダー子。面白くなりそうじゃないですか?

 

 

  

今後の『コンフィデンスマン JP』

 

ネタバレなしと謳いましたが、ひとつだけネタバレさせて下さい。

 

ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐。

みんな生きてます。

 

ということで、『コンフィデンスマン JP』は出演者が不祥事を起こしたり(最近多いっすよね…)、古沢良太さんのネタが尽きない限りは続きそうな感じがします。っていうか続けて欲しい。

 

江口洋介さん演じる赤星にも再び復讐のチャンスを与えて欲しいし、ライバルのコンフィデンスマンの登場とかも面白いんじゃないかなぁなんて思ったりね。まだまだ伸び代を感じますね。

 

『リーガル・ハイ』のように『コンフィデンスマン JP』第2期があることを願いたいです。

  

 

 

まとめ

史上最大の騙し合い(コンゲーム)が始まる!!

 

というキャッチコピーに違わないかなり大掛かりなコンゲームで、最後にはビシッと大どんでん返しもあり、満足度の高い作品でした。

 

舞台は香港だし、竹内結子さん・三浦春馬さん・江口洋介さんたち豪華ゲスト俳優陣の出演やドラマ版の過去キャラの登場もあって、より賑やかでスケールアップした映画『コンフィデンスマン JP』。

 

ホントにエンターテインメントな映画なので、最後まで飽きずに楽しめました。

僕はオススメしますよ!

 

最後に。

 

エンドロール後にもちょっとした映像が流れるので、エンドロール中には絶対に席を立たないでくださいね。 ある意味貴重な映像を観られますよ。

 

 

Official髭男dism

 

『コンフィデンスマン JP』といったらOfficial髭男dismの『ノーダウト』ですよね。アップテンポでカッコいい曲ですよね。この曲で一気にOfficial髭男dismの名が世に知れ渡ったと思います。

 


Official髭男dism - ノーダウト[Official Video]

 

 

そして、映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌もドラマに引き続きOfficial髭男dismで。『pretender』って曲なんですけど…これがまためっちゃいい曲で。なんか切なくて泣けますよ。

 

では、映画『コンフィデンスマンJP』主題歌、Official髭男dism『pretender』を聴いてお別れしましょう。

 


Official髭男dism - Pretender[Official Video]

 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

ではまた。