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映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』【ネタバレ感想】令ジェネの混沌。飛電がアークを?デイブレイクの原因は或人?其雄?

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映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』を観てきました!

 

…2回も観ちゃった。

だって、よくわからなかったのだもの(^^;;

 

2回も観たんだからバッチリだと思うでしょ?

そうでもないんだな、これが。

 

タイムジャッカーって、厄介な存在ですな。(遠い目で)

  

では、いってみましょう。

 

 

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作品情報

公開日:2019年12月21日

監督:杉原輝昭

原作:石ノ森章太郎

脚本:高橋悠也

音楽:佐橋俊彦

   坂部剛 

アクション監督:渡辺淳

特撮監督:佛田洋

主題歌:J×Takanori Nishikawa「Another Daybreak」

配給:東映

上映時間:98分

 

キャスト

高橋文哉:飛電或人

奥野壮:常盤ソウゴ

岡田龍太郎:不破諌

鶴嶋乃愛:イズ

井桁弘恵:刃唯阿

押田岳:明光院ゲイツ

大幡しえり:ツクヨミ

渡邊圭佑:ウォズ

中川大輔:迅

砂川脩弥:滅

桜木那智:天津垓(声)

成田愛純:シェスタ

佐伯新:山下三造

山本耕史:飛電其雄

和田聰宏:ウィル

生駒里奈:フィーニス

児嶋一哉:福添准

西岡徳馬:飛電是之助

 

予告


『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』予告映像

 

あらすじ

タイムジャッカーの歴史介入によって、世界はヒューマギアに人間が支配される構図へと変わってしまう。飛電或人は荒廃した世界に戸惑いを隠せないが、そこに追い討ちをかけるように、ヒューマギアのウィル/アナザーゼロワンの存在によってゼロワンの力が失われてしまう。元の世界を取り戻すべく、仮面ライダーとしての記憶がよみがえった常磐ソウゴとともに、或人は全ての始まりの日である12年前へと向かう。しかし、そんな或人の前に、12年前の大事故「デイブレイク」に巻き込まれて命を落としたはずの父・飛電其雄が現れる。

(出典元:映画.com)

 

 

映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』ネタバレ感想

歴史改変後の世界 

 

大前提として、本作はタイムジャッカーの介入によって歴史が改変された世界のお話、ということ。つまり、基本的にはゼロワン本編とは繋がっていない、ということ。別物。

 

謎の多い其雄が登場するので、今後のゼロワン本編に関わる新事実が語られたりもするのかなぁなんて期待していたんだけど、タイムジャッカーのおかげで、どこまでが正史でどこからが改変された歴史なのかわかり辛くて。もう少しわかりやすい作りにして欲しかったな、と。今後のゼロワン本編との辻褄が合わなくなるのを恐れて、その辺はあえてぼかして作ったのかもしれないけど…。

 

と、ネガティブな感想から始めちゃったけど、良かったところもいっぱいあってね。作品自体は、面白かった。うん、面白かった…。

 

 

 

仮面ライダージオウ勢の活躍  

 

本作はタイムジャッカーが介入した世界なので、ジオウ勢の出番。ソウゴ、ゲイツ、ウォズの活躍はもちろんのこと、ツクヨミの活躍=変身まで観られるなんて(それもゲイツとウォズとの3人同時変身!)。ジオウ本編の最終話に登場した仮面ライダーツクヨミまで拝めるとは…ワタクシは単純に嬉しかった。

 

ちなみにツクヨミの日本名は<月読有日菜(つくよみあるぴな)>だそうで。すげぇ漢字(笑)。ツイッターのフォロワーさんがゲットした入場者特典で知りましたが、すげぇ漢字(笑)。

 

で、滅亡迅雷.netとの対決も観られた点も良かった。基本的にありえない対決なので、これまた単純に嬉しかった。ゲイツvs滅ウォズvs迅、これをクロスオーバーと呼ぶのかわからないけど、作品を越えての対決シーンはいつ観てもワクワクするし興奮しますな。滅亡迅雷.netを撤退させるあたりは先輩の貫禄を見せつけた形でカッコよかった\(^o^)/サスガッス!

 

ただねぇ、せっかくタイムジャッカーが絡む作品なわけだから、オーラとウールは登場させて欲しかった…(スウォルツが出てくるとややこしくなりそうなので、スウォルツ未登場はいいとして)。ソウゴ、ゲイツ、ツクヨミと同級生なんだからさ、登場させてよぉ!マジデ(>_<) ここで出さなかったらいつ出すのよ?僕はね、オーラちゃんが好きなんだよ(←そこか)。

 

 

 

A.I.M.S.(エイムズ)勢の活躍

 

A.I.M.S.(エイムズ)の2人。えー、正確に言うとレジスタンスの不破と唯阿のアクションシーンが抜群に良かった!ぶっちゃけ本作の1番の見どころだと思っていて。めちゃくちゃカッコ良かった(o^^o)

 

いつもなら暴走ヒューマギアを狩る側の2人が、タイムジャッカーの歴史介入によって狩られる側になってしまうんだけど、大量のヒューマギアと戦うシーンは圧巻。

 

もともとゼロワンのアクションシーンって臨場感やスピード感があってとっても良いんだけど、変身前の生身の人間がやると、そこにリアリティが加わってより良く、よりカッコ良くなるの。

 

でね、唯阿がいつもと雰囲気が違って可愛いんだこれが。いや、気の強さとか、しっかりしてる感じはいつも通りなんだけど、見た目がね。ポニーテールなのよ。ポニーテール唯阿は必見。ちなみに唯阿の履いてるズボンの色が肌色だから一瞬「素足か?」って色めき立ってしまったことをここにご報告しておきます。ナンノコッチャ...(^^;;

 

 

  

カッコ良かったロッキングホッパー

 

他には其雄が変身する仮面ライダー1型ロッキングホッパーはかなりカッコ良くて良かった!(なんかちょっと変な文章)。ゼロワンのプロトタイプ的な扱いだと思うんだけど、仮面ライダーらしいデザインで、水色を基調とした色合いもいい!好み。

 

今後フィギュア化されるのは必至だと思うけど、フィギュアーツだけじゃなく装動シリーズでも販売していただけると、おじさん嬉し。懐具合がね…装動シリーズでも販売していただけると、おじさん嬉し(切実)。

 

 

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正史なのか歴史改変後なのか

 

とにかくストーリーが難しかった…ややこしい。

 

タイムジャッカー・フィーニスの歴史介入によって12年前にデイブレイクは起きずに飛電がアークを打ち上げてしまった→それによって現在は人工知能(ヒューマギア)が支配する世界になっていた→正史に戻したい或人とソウゴ→12年前に行ってフィーニスを倒すしかない、と。そういう流れ(倒せなかったけど)。

 

はい、ここからが問題。

或人やソウゴたちは、デイブレイク前の飛電の研究所?でヒューマギアが暴走している場面に飛んだ。で、ここまでは正しい歴史。ウォズもここまでは正しい歴史だから介入するのは良くない的な事を言ってたし。

 

ここで仮面ライダー1型が登場したわけだから、其雄は仮面ライダーだったことは正史。ウィルが是之助に労働の対価がどうのこうの言い出したりしたのも、確か仮面ライダー1型が登場する前だったので(うろ覚え)、ウィルに自我が芽生えたことも正史。この後にフィーニスが登場して、ウィルにアナザーゼロワンライドウォッチを渡したから(うろ覚え)、ここから歴史が改変された、ということなのかな。だからこのシーン以降が歴史改変後のお話、ということなのかな。

 

 

  

衛星アーク

 

でね、飛電が打ち上げた衛星なんだけど、これはアークで間違いないよね?(って誰に聞いている?)僕はゼロワンのテレビ本編を見ているので、アーク=悪っていうイメージがあるけど、アークとは箱、箱舟という意味があるらしい。

 

飛電が悪意の衛星アークを打ち上げようとしていたことに疑問があったけど、箱とか箱舟という意味でのアークだったら何らおかしい事はない。(ただこれは歴史改変後の世界のお話なので、正史ではどうだったのかは神のみぞ知る…。)

 

で、何者かによって(天津なのか?)アークに悪意が組み込まれて、このままじゃヤバいってことで其雄が自動爆破プログラムをアークに組み込んだ→このプログラムが作動してアークは打ち上がらなかった(デイブレイク)→その後に衛星ゼアを打ち上げた(多分これが正史)。

 

でもフィーニスの介入によってデイブレイクは起きず、アークが打ち上がってしまった(歴史改変)→ヒューマギアが支配する世界になった、と。こういうこと?(って誰に聞いている?)

  

 

 

ヒューマギア飛電其雄
 

そもそも其雄の解釈が間違っていたからデイブレイクが起きてしまったと。(或人が可哀想や…。)

 

或人は単純に其雄を笑わせたいだけだったのに、それをヒューマギア全体を笑わせたいんだな我が息子或人よ!了解!任せとけ!と間違った解釈をしちゃったと。で、衛星(アーク?)を作ったもののヒューマギアが集団暴走して、誰かによってアークに悪意が(アークにアクい…アルトじゃあーないとぉ!)組み込まれたことを知った其雄が、アークに自動爆破プログラムを組み込んだ、と。そしてデイブレイクへ…。ヒューマギアらしい解釈の仕方で、らしいといえばらしいけど、ちょっとばかり雑な展開に思えたのは僕だけでしょうか…。

 

で、仮面ライダー1型ロッキングホッパーを作った理由。ヒューマギアが笑える世界を作るために仮面ライダーを開発するっていう発想は突飛すぎやしないかい?

 

それとも其雄はどこかでヒューマギアは暴走すると予測していたのかな。あくまで僕の予想だけど、其雄は天津を知っていて、こいつヤベぇから先に手を打っとかないと!ということで秘密裏に仮面ライダーを開発していたのかな、と。

 

一気に色々と吐き出しちゃったけど、この飛電がアークを打ち上げるくだりがよくわからなくて…。間違ったことを書いてるかもしれないけど、ご容赦くださいm(_ _)m

 

 

 

まとめ

 

子どもの頃、或人が言った「お父さんを笑わせたい!」という言葉を其雄が間違えて解釈して(その時はまだシンギュラリティには到達していなかったのかな)、ヒューマギアが笑える世界を作ろうとした事が発端でデイブレイクが起きたというまさかの事実が判明した劇場版。そりゃあ或人も頭抱えるわ…。

 

クライマックスで俺を超えて社長になってみろ!と或人の前に立ちはだかる其雄との対決もなかなか微妙な感じで。なぜ、戦う必要が?と思ったり。

 

フィーニスを倒して歴史が元通りになって、或人とイズ以外の人間の記憶も元通りになって一件落着のはずなのに、なんか違う気がする…とか言い出して或人と戦おうとするソウゴ。なぜ、戦う必要が?と思ったり。

 

作品としては面白かったとは思うけど、モヤる展開が多かったように感じたのは僕だけかしら。恐らく原因は、仮面ライダーゼロワン本編において、とっても重要なデイブレイクにタイムジャッカー が介入したからだと思っていて。どこまでが正史でどこからが改変された歴史なのか、境目がいまいちわからなくて。デイブレイクはいまだにベールに包まれているので、わからないことが改変されても結局わからないままだし、どれが真実かわからない。

 

アークを作ったのは天津だということはわかっているので、せめて天津が本作に絡んでいたらもう少しわかりやすくてモヤり度が下がったような気もするようなしないような…。

 

あ、そうそう、せっかく生駒里奈さんがタイムジャッカーで出演してくれたんだから、もう少し出番が多かったらなぁって個人的には思ったし(結構好きなので)、できれば巨大なアナザー1号じゃなくて可愛い姿で戦って欲しかったなぁって思ったり。

 

そして最後。

 

イズ、恋しちゃったよね(o^^o)

 

 

 

おしまい。(映画秘宝風)