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Over40おじさんデザイナーの備忘録なブログ

『仮面ライダーセイバー』スタート!戦隊風味でファンタジーな仮面ライダー。第1話感想。

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仮面ライダーゼロワンの全話感想を完走したのでひと息つこうと思っていたのに…書きたくなっちゃったの。仮面ライダーセイバー第1話の感想を、書きたくなっちゃったの。

 

いやぁ、対象年齢を一気に下げてきましたね(びっくり!)。まぁ、仮面ライダーゼロワンは、どちらかというと大きいお友だち寄りの物語でしたからね。人工知能とかシンギュラリティとか会社の買収とか…妙にリアリティがあって、小さいお友だちにとっては少し難しかったですよね。まぁ、そう考えると、バランスを取るという意味でも、リアリティとは真反対のファンタジーに舵を切って対象年齢を下げたのは悪くないのかなと。

 

 

 

本と剣がキーアイテムということで、ファンタジックな展開を予想してはいたものの、ここまでファンタジーしているとは思いませんでした。

 

何ですか、あのファンキーなストーリーテラー(=タッセル)は。すげぇインパクト(笑)。彼は最後までストーリーテリングするんでしょうかね。仮面ライダージオウのウォズのように、物語にガッツリと絡んでくるのか。実は、タッセルは仮面ライダーセイバーの物語の作者で、物語はすべて彼の創作だった…なんてオチはやめてよ。最後の最後に本を閉じて「おしまい」なんて寒い展開はやめてよ。(さすがに無いよね。)

 

仮面ライダーセイバーのファンタジーな世界観は映画っぽくて嫌いじゃないんだけど、タッセルの雰囲気といい、怪人のビジュアルといい、怪人の巨大化といい、所々に戦隊っぽさが垣間見られましたが…どうなんでしょう。毎回違う怪人が登場→怪人の巨大化、という戦隊風味な流れで展開されるんでしょうかね。うーん…怪人の巨大化はファンタジーではあるけれど、それはやめといた方がよかったような。怪人の巨大化はスーパー戦隊の専売特許じゃないですか。差別化って結構大事よ。まぁ、まだ第1話を観ただけなのでね。様子を見てみよう…。

 

 

 

特筆すべきはCGのクオリティの高さ。すっげぇ良かった!

 

ページをめくると街自体がめくれて上がって空間が歪んで見える不思議なシーンが、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』のワンシーンを彷彿とさせて、個人的にテンション爆上がりでした。毎週こんなハイクオリティなCGが見られるんだとしたら、めちゃくちゃ楽しみだなぁ。

 

本(の中)が舞台になるようなので、ページを突き破って違う世界に行ったり(映画『すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ』みたいな)、それこそ飛び出す絵本であったり、本ならではの面白い仕掛けがありそうで、CGに関してはかなり期待しています。

 

 

 

キャラクターについて。主人公・飛羽真(とうま)のキャラは明るくて子どもに優しくてぺこぱを意識したような(?)話し方も今っぽくて、いい感じでしたね。封印されている過去とか、謎の少女との関係とか、少し謎めいたところもいい感じ。ゼロワンの或人には謎めいた過去が無くて、ちょっと物足りなかったので、その点はキャラクターに深みが出そうで期待できますね。演じる内藤秀一郎さんの演技も自然で安定感があって良かったです。背も高そうで人気出そうですね。

 

で、問題なのはヒロイン・芽依ですよ(ヒロインだよね?)。率直な意見として、ワーワーギャーギャーやかましかったですね…。良くも悪くもいちばん目立ってました。仮面ライダーWの所長以来のハイテンションなヒロインじゃないでしょうかね。所長の場合は翔太郎をスリッパで突っ込むというコント仕立ての軽妙さや明るさがありつつも少し影があったりして、キャラクターとして深みがあったので愛されたと思うんですが、芽依にも何かしらの深みがあるのかしら。ただのやかましいヒロインでなければいいなぁなんて。まぁ、まだ第1話なのでね、長い目で見たいところですね。これからこれから。演じる川津明日香さんは顔芸(?)も含めて体を張って頑張っていたのは好感度高かったです。

 

(生真面目そうな謎の青い青年の演技は微妙だったけど、出番が少なかったので今回はスルーしときます。)

 

 

 

そうそう。バトルシーンも面白くなりそうですね(怪人の巨大化は置いといて)。剣を使ったアクションが中心になりそうなので(っていうかなって欲しい、いや、なるべき)スーツアクターさんの剣術アクションにも期待したいところ。ゼロワンのアクションが抜群に良かったので、セイバーのアクションにも期待したいです。アクション監督がゼロワンに引き続き渡辺淳さんなので、大丈夫でしょう。

 

 

 

ファンタジーな仮面ライダー。戦隊寄りの作りが非常に気になるし、心配ではありますが、ゼロワンと違っていい意味でリアリティが無いので、整合性も気にならずに気楽に観られそう。なんてったってファンタジーですから。スケール感が大事です。

 

まぁ、とにかく自由度が高いファンタジーな世界観なので、面白い映像、奇想天外な仕掛けなど、小さいお友だちが(大きいお友だちも)楽しめるような仮面ライダーになって欲しいと思います。1年間、楽しみましょう。

 

おしまい。