千葉ロッテマリーンズ・永野投手が広場恐怖症を公表〜僕の恐怖症を考える〜
2019年プロ野球ペナントレースが開幕しましたね!我が阪神タイガースは相変わらずの貧打線で泣けてきます。昨年は屈辱の最下位だったので…今年は期待してまっせー!
と、野球ネタから入ったのは、先日(ペナントレース開幕前)プロ野球千葉ロッテマリーンズの永野将司投手が公共交通機関や閉ざされた空間で不安を感じる『広場恐怖症』を患っていることを公表したという記事を読んだからです。
広場恐怖症
通常であれば何でもないような状況に対し、過剰な恐怖や不安を持つ「不安症群」の一種で、すぐに逃げ出すのが難しい場所や状況に最も恐怖を感じやすい。突然、激しい恐怖や不快感に襲われ、動悸(どうき)や発汗、身震い、息苦しさなどが起きたり、恐怖や不安を感じる状況をかたくなに避けようとしたりする。薬物療法と認知行動療法が最も有効とされる治療法。
現在26歳の永野投手は、九州国際大学時代から症状が出始めて本格的に乗り物に乗れなくなり、社会人のホンダ時代にも飛行機や新幹線などに長時間乗ると動悸を引き起こし、病院で診断を受けたということです。
移動の多いプロ野球選手。『広場恐怖症』の影響で本来のパフォーマンスを発揮できずに苦しんでいる永野投手は、薬に頼らず、通院治療を続けることを決断して、球団も克服を後押ししていく方針のようです。
高所恐怖症や閉所恐怖症は聞いたことがありますが、広場恐怖症は初めて聞きました。
公共交通機関の利用、駐車場など広い場所にいることや映画館など囲まれた場所にいることなど、通常であれば何でもないような状況で恐怖や不快感を感じてしまう広場恐怖症。
僕は広場恐怖症ではないと思いますが(多分)、ある恐怖症があってちょっと悩んでます。
自分の意思で身動きが取れない(取りにくい)状況になると、猛烈な不快感に襲われて、自分の内なる何かが暴れ出して「キィーーーーッ!」って発狂しそうになるんです。これホント。
これは、いったい何恐怖症??
きっかけは数年前に受けたMRI検査
台の上に寝かされ、ベルトで拘束され、筒状の機器に入れられて騒音と共に約20〜30分。検査中に目を開けると狭い筒状の機器の内側が目の前に。
「あれ?なんか変な感じ…ヤバい…グゥゥ…」
うまく言えませんが、自分ではコントロール出来ない内なる何かが暴れ出しそうな感じ。僕が人生で初めて得体の知れない不快感に襲われた瞬間です。
目をつぶってひたすら我慢してやり過ごしましたが、出来ればもう2度とMRI検査は受けたくないなと。というか受けられないなと感じています。次にMRI検査を受けたら検査中に暴れ出す自信があります。
このMRI検査がきっかけで、他の場面でも不快感に襲われて発狂しそうになる症状が出始めてしまったんです。
遊園地の乗り物のシートベルト
これもダメなんです。
100歩譲ってお腹周りのシートベルトならギリギリ我慢できます。ギリギリですよ。
ジェットコースターでお馴染みの両肩から押さえつけるU字型のシートベルトってありますよね。あれはダメ。完全にダメ。全然身動きがとれないから「キィーーーーッ!」ってなります。不快感で発狂しそうになります。
発狂しそうな自分を何とか誤魔化して、ひたすら目をつぶって全てが終わるのを待つだけ。残念ながらもうジェットコースター系の乗り物には乗れません…。スペースマウンテンにもハリーポッターにも乗れません…。
トンネル内の渋滞
身動きが取りにくくても、自分の意思で何とかなる車のシートベルトは大丈夫なんです。車の運転も問題ありません。
でも、トンネル内の渋滞(特に高速道路)にハマると不快感に襲われ、体が熱くなって動悸がして「キィーーーーッ!」って発狂しそうになります。
トンネル内の渋滞に関しては、不快感の原因はシートベルトではなく、自分の意思でその状況(トンネル内の閉ざされた空間)から脱せない(渋滞で身動きが取りにくい)からだと思われます。
幸いにもトンネル内を走るぶんには問題ないし、トンネル外の渋滞で不快感に襲われることは今のところありません。
トンネル内の渋滞限定です。
この症状に関しては閉所恐怖症のような気もしますが…。
洋服の厚着
僕はバイク通勤しているんですが、冬はガッツリ着込んでバイクに乗らないと寒すぎて大変なことになります。
でも、冬の厚着もダメなんです…。厚着をすると特に脇辺りに物凄い不快感を感じてしまい「キィーーーーッ!脱ぎたいっ!」って発狂しそうになります。
バイク通勤する人間にとって厚着NGは死活問題。
厚着がダメなので、できる限り薄くて防寒の優れているモノを重ね着してます。
おそらく厚着すると身動きが取りにくいので不快感に襲われるんだと思います。僕が思うにウェットスーツもダメだと思いますね。着ぐるみもダメかな(レアな状況ですが…)。
見るのも考えるのもダメ
自分自身が身動きが取りにくい状況はもちろん不快感に襲われてダメなんですが、最近ではその状況を見たり考えたりするのもダメなんです。
例えば、ドラマや映画で、事件の重要人物を椅子に拘束して拷問やら尋問するシーンってありますよね。
そのシーンを観たり、あるいは想像したりすると、その状況を自分に置き換えてしまうのか、発狂まではしないものの猛烈な不快感が押し寄せます。
もし自分がその状況に置かれたら、椅子に拘束された時点で全てを白状する自信がありますね。すぐ白状しちゃう。ってか、拘束するロープを見ただけで白状しちゃう。
現在
今のところ、MRI検査や遊園地の乗り物、トンネル内の渋滞など、僕の普段の生活には関係のない場面での症状なので、通院までは考えていません。
今後、千葉ロッテの永野投手のように公共交通機関に乗れないなどの、普段の生活や仕事に支障が出てくるようなら通院も考えますが。
心配な点
繰り返しになりますが、今のところ、普段の生活に支障はありません。が、残念ながらちょっとずつ不快感を感じる状況や場面が増えているような気もします。
というのも、今の状況は自分にとって大丈夫かどうかの確認を頭の中でついつい考えてしまうんですね…。
最近も映画館で映画を観ている時にふと「あれ?この空間って息苦しいよね?身動き取りにくいよね?大丈夫かな…」って思ってしまってね。ヤバいと思い即映画に集中して事なきを得ましたが、これは良くない傾向だと思いますね(どうしましょ)。
無駄に今の状況を確認してしまうことが癖になりつつあります…。
拘束恐怖症と命名
閉所恐怖症や広場恐怖症が少し入っているような気もしますが、僕はこの症状を拘束恐怖症と勝手に命名します!
シートベルトのように物理的に拘束されるのも不快ですが、トンネル内の渋滞のように、ある意味拘束されているような不自由を感じる状況でも不快に感じます。
自分を健康優良中年だと思っていましたが、まさか拘束恐怖症を患うとは、少なからずショックを受けています。
僕のこの症状を理解してくれる人はいるのかな…。もし、拘束恐怖症を患ってる方がいれば、一緒に頑張って克服しましょうね。
頑張れ!永野投手!
今回の千葉ロッテの永野投手の記事を読んで、症状は違うけど(ちょっと近いけど)苦しみはわかると思って拘束恐怖症の記事を書いてみました。
ほとんどの人は理解出来ないかもしれませんが、あの何とも言えない恐怖、不快感はたまらなく辛いです。
ぜひとも永野投手には広場恐怖症を克服してもらって、福岡ドームでビシッと投げてビシッと柳田選手を三振に討ち取る姿を見せて欲しいです。
永野投手!応援してますよ!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた。