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映画『スパイダーマン・スパイダーバース』【ネタバレ感想】圧倒的な映像美!スタイリッシュなマーベルアニメ誕生!

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映画『スパイダーマン・スパイダーバース』を観てきました。

 

抜群のスピード感と映像美、そしてカッコイイ音楽が融合した素晴らしい作品でした!歴史に残るアニメ映画だと思いますね。

 

上から目線で申し訳ないけど…ソニー・ピクチャーズは良い仕事しましたね。

 

第91回(2019年度)アカデミー賞(長編アニメーション賞)受賞も納得の『スパイダーマン・スパイダーバース』。

 

では、いってみましょう。

 

 

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作品情報

公開日:2019年3月8日

監督:ボブ・ペルシケッティ

   ピーター・ラムジー

   ロドニー・ロスマン

製作:アビ・アラド

   エイミー・パスカル

   フィル・ロード

   クリストファー・ミラー

   クリスティーナ・スタインバーグ

製作総指揮:スタン・リー

      ブライアン・マイケル・ベンティス

      ウィル・アレグラ

脚本:フィル・ロード

   ロドニー・ロスマン

ストーリー:フィル・ロード

音楽:ダニエル・ペンバートン

日本語版主題歌:TK from 凛として時雨

制作国:アメリカ

上映時間:117分

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

 

キャスト(声の出演)

シャメイク・ムーア:マイルス・モラレス/スパイダーマン

ジェイク・ジョンソン:ピーター・B・パーカー/スパイダーマン

ヘイリー・スタインフェルド:グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン

ニコラス・ケイジ:スパイダーマン・ノワール

キミコ・グレン:ペニー・パーカー 

ジョン・モラニー:スパイダー・ハム

リーブ・シュレイバー:キングピン

マハーシャラ・アリ:アーロン・デイビス

ブライアン・タイリー・ヘンリー:ジェファーソン・デイビス

ローレン・ルナ・ベレズ:リオ・モラレス

リリー・トムリン:メイおばさん

ゾーイ・クラビッツ:メリー・ジェーン

キャスリン・ハーン:ドック・オク

レイク・ベル:ヴァネッサ

クリス・パイン:ピーター・パーカー

スタン・リー:スタン

 

 

キャスト(日本語吹き替え)

小野賢章:マイルス・モラレス/スパイダーマン

宮野真守:ピーター・B・パーカー/スパイダーマン

悠木碧:グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン

大塚明夫:スパイダーマン・ノワール

高橋李依:ペニー・パーカー

吉野裕行:スパイダー・ハム

玄田哲章:キングピン

 

   

あらすじ

ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。

(出典元:映画.com)

 

 

サクッとあらすじ

 

いやぁ…とっても面白かったです!最初から最後まで中だるみもなく楽しめました。

 

僕はスパイダーマンに関してそれほど詳しく無いんですけど(何となくは知ってる程度)、それでも十分楽しめました。

 

サクッとあらすじを書くと…

 

闇社会に君臨するキングピンとその仲間たちが加速器を使って時空を歪める実験をしているところに主人公マイルスが居合わせてしまうんです。その実験を阻止しようとしたスパイダーマン(ピーター・パーカー)は重傷を負い、マイルスはピーターから加速器を無力化する小型のメモリースティックを託されます。そしてその後、スパイダーマンはキングピンに殺されてしまうというまさかの展開。

 

蜘蛛に噛まれスパイダーマンの能力を持っているにもかかわらずその能力をうまく使えず持て余してるマイルス。加速器の実験で時空が歪められた事によって異次元から来た様々な魅力的なスパイダーマンたちの協力を得て加速器を止めるためにキングピンとの戦いに挑む!

 

と、こんな感じ。

 

 

『スパイダーマン・スパイダーバース』見どころ紹介

主人公マイルスの王道の成長譚

 

名門私立校に通う中学生のマイルス。警察官のお父さんとはちょっとうまくいってないけど、頭脳明晰で素直で優しくてとっても良い子なんです。

 

そんな彼が蜘蛛に噛まれてスパイダーマンの能力を得るんです。

 

街を守りたい気持ちはあるんだけどちょっぴり勇気と覚悟が足りなくてね(まだ中学生だもんね)。はっきり言って、物語終盤まで役立たずです…。だって能力を使いこなせないんだから(そのぶん終盤での大活躍の振り幅がスゴい!)。

 

勇気も覚悟もないマイルスが、ピーターの死や大好きな人の死などの辛い経験を経て、そして異次元から来たスパイダーマンたちの協力もあり、新たなスパイダーマンとして立ち上がる成長物語は王道でとっても良かったです。

 

絶対に最後には大活躍する事はわかっているんだけど、だけどワクワク感たっぷりで爽快な物語でした。

 

 

とにかくスタイリッシュ!

 

スタイリッシュ!とかカッコ良く言っちゃってますが、要はオシャレ映画です。

 

映像もカッコイイし、色使いもカッコイイし、音楽もカッコイイし、グラフィティアートなんかも出て来ちゃってカッコイイし…全編に渡ってカッコイイんです。アートな感じ。

 

日本のアニメでは表現出来ないカッコ良さですね、これは。(逆に日本のアニメのような繊細さは海外のアニメでは表現出来ないと思いますよってフォローもしときます。)

 

今後もマーベルがソニー・ピクチャーズビシッがアニメに力を入れだしたらって思うとワクワクしちゃいますね。それくらい素晴らしい作品でした。

 

 

 

抜群のスピード感

 

何と言っても今作の最大の見どころはスピード感溢れる映像ですねー。

 

特に逃げる場面は秀逸。

 

ピーターからメモリースティックを受け取り、地下鉄のトンネル内をプラウラーから逃げるマイルス。

キングピンの研究施設からデータを奪い、森の中をドクター・オクトパスから逃げるマイルスと中年ピーター。

 

スピード感溢れる映像でドッキドキでワックワクでとっても良かったです。マイルスがスパイダーマンの能力を使いこなせずにバタバタしちゃうんですよねー。そんなところもハラハラ感が増して良かったですね。ドッキドキでワックワクでバタバタでハラハラ。

 

そしてもちろんクライマックスのバトルシーンも抜群。スクリーン狭しと縦横無尽に動き回るスパイダーマンたちのスピード感溢れる動き。爽快で気持ち良くてとっても良かったです。もうね、ずっと観ていられる感じ。

 

 

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次元から来たスパイダーマンたち

 

異次元から来た4人+1台の魅力たっぷりのスパイダーマンたちをちょっと紹介。

 


スパイダーマン
キングピンに殺されてしまったシュッとしたピーター・パーカーではなく、お腹の出た少し頼りない中年ピーターが変身する異次元から来たスパイダーマン。


スパイダー・グウェン
マイルスの同級生グウェンが変身するフードを被ってちょっとセクシーなスパイダーウーマン。フードを被っているのが可愛くてオシャレで僕は大好き。彼女を主人公にして1本映画を作って欲しいなソニー・ピクチャーズさん。


スパイダーマン・ノワール
ハットを被り、トレンチコートを着たモノクロのスパイダーマン。渋くてカッコイイんですわ。そしてオシャレ。パッと思い浮かんだのは仮面ライダーW(ダブル)のおやっさんこと鳴海荘吉が変身する仮面ライダースカル(マニアックでごめん)。ちなみに声はニコラス・ケイジ。

 

SP//drとペニー・パーカー
日本の萌えアニメに出てきそうな少女ペニー・パーカーがパワードスーツSP//drに乗り込むスパイダーマン。1人と1台でスパイダーマンってこと。ポップコーン?を食べながらSP//drを操縦するあたりは今どきだなぁなんておじさんは微笑ましく観てましたが、ちょっと切ない場面も出て来たりしてインパクトを残したコンビ。

 

スパイダー・ハム
ハムって名前だけに、ブタをモチーフにしたスパイダーマン。生意気だけど憎めないキャラクター。タイムボカンシリーズ(例えが古くてゴメン)に出て来そうなキャラクター。

 

 

最後に1人ずつ自分の世界に戻っていくシーンは切なかったぜ。

 

 

 

憎みきれないキングピン

 

キングピンの加速器実験が原因で時空が歪められて、異次元から色んなスパイダーマンが来ちゃったりと世界がおかしな事になっちゃったんです。

 

確かにスパイダーマンを殺し、時空を歪めてニューヨークを混乱に陥れかけますが、悪役オブ悪役といった感じではなくて。同情の余地があるというか。

 

というのも、時空を歪めた理由は亡くなった自分の奥さんと息子に会いたいがためなんです。自分の欲求を満たすために多くの人を巻き込む事は許されないのは重々承知。でもね、僕も家族を持っているので…気持ちはわからないではないかな、と。キングピンを憎みきれない自分がいました。

 


 

唯一の残念な点

 

スタイリッシュで抜群に面白かった『スパイダーマン・スパイダーバース』でしたが、残念な点がひとつ。

 

マイルスはスパイダーマンのスーツを黒く塗って、黒いスパイダーマンになったんです。

 

これは僕的にはマイナス点です。

 

黒いスパイダーマンはめっちゃカッコイイですよ。アメリカ人ぽく言うととってもクール。でもやっぱりスパイダーマンといったら赤と青のスーツですよねー。デザインは少し変えてもいいけど、基本カラーは変えずにいて欲しかったな。

 

新スパイダーマンではなくて、2代目スパイダーマンとして活躍して欲しかったな。

 

 

 

まとめ 

月並みな言い方ですが、最高に面白くてカッコイイ映画でした!アメコミ風に書くと

 

「COOOOOOOOOOOL!」

 

って感じ。

最先端のアニメはこれだっ!って言い切れるほどの素晴らしい作品。

 

今後、マーベル作品をアニメ映画にするなら『スパイダーマン・スパイダーバース』が基準になると思うんですよね(かなりの高基準!)。

 

『アイアンマン・アイアンバース』は『スパイダーマン・スパイダーバース』より面白い!とか、『アントマン・アントバース』は『スパイダーマン・スパイダーバース』の足下にも及ばないな金返せ…みたいな。

 

これでマーベル作品のアニメ映画(化)の期待値は上がっちゃいました。次にアニメ映画化されるマーベルのヒーローは誰かな?

 

ってその前に未見の方は絶対に観て欲しいオススメ映画です!家族で安心して観られる映画ですのでぜひ!

 

 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

ではまた。