映画『劇場版コード・ブルー』感想&考察!安定の面白さ!…だけど、かたせ梨乃&山谷花純に救われた?
2018年映画興行収入No.1!(2018年12月現在/日本)
小学1年生の娘もハマったドラマ『コード・ブルー』の劇場版を家族4人で見に行きましたよ!家族4人で見に行った映画っていつ以来だろう…?
作品情報
公開日:2018年7月27日
監督:西浦正記
脚本:安達奈緒子
音楽:佐藤直樹
プロデュース:増本淳
主題歌:Mr.Children「HANABI」
配給:東宝
上映時間:128分
キャスト
藍沢耕作:山下智久
白石恵:新垣結衣
緋山美帆子:戸田恵梨香
冴島はるか:比嘉愛未
藤川一男:浅利陽介
名取颯馬:有岡大貴(Hey! Say! JUMP)
灰谷俊平:成田凌
横峯あかり:新木優子
雪村双葉:馬場ふみか
新海広紀:安藤政信
橘啓輔:椎名桔平
岩田彰生:新田真剣佑
富澤未知:山谷花純
緒方博嗣:丸山智己
杉原剛志:平埜生成
雪村沙代:かたせ梨乃
西条章:杉本哲太
あらすじ
地下鉄トンネル崩落事故から3か月、旅立ちの時が迫る藍沢たち。その旅立ちが「別れ」を意味することに気づきながらも、彼らは10年間を共にした互いへの思いを抱えたまま、日々を過ごしていた。
しかしそんな彼らの思いに構うことなく、出動要請が入る。
成田空港への航空機緊急着陸事故と、東京湾・海ほたるへの巨大フェリー衝突事故という、「空」と「海」で未曾有の大事故が連続発生。史上最悪の現場に、彼らはいかに立ち向かうのか。そしてその先に、答えはあるのかーーー。
(出典元:劇場版「コード・ブルー」公式サイト)
劇場版『コード・ブルー』5つの注目ポイント!
安定の面白さ!だけど…
実はTVドラマ『コード・ブルー』シリーズをガッツリ全話見たのは最新の3rdシーズンだけなんです。1st、2ndシーズンは何となく見てた感じでした。(再放送を見たり)
そういう意味ではコアなファンに比べたら感情移入度は低いのかも知れません。そんな僕でも十分に楽しめる、ハラハラドキドキのコード・ブルー感が満載の映画でした。安定の面白さといったところでしょうか。
…だけど、ちょっと詰め込み過ぎ感が否めない内容だったと思いますね。
病院内と病院外で色々起こりすぎて誰に感情移入すればいいのか、焦点が定まらない感じでした。思い切ってメインキャストの5人の活躍に絞って物語を展開しても良かったような気もしました。
思っていたのと違う展開
映画の予告編を見て、勝手に解釈した僕が悪いのかもしれませんが、大事故が同時多発的に起こってもう大パニック!が、しかし!若き医師たちが大車輪の活躍!みんなカッコいいぜ!みたいな展開を想像してましたが、思っていたのと違いました。
「空」と「海」で大事故が連続発生ってことでしたが、連続ってほど連続ではなかったような…。そして、もっとワチャワチャしちゃう展開かと思ってましたが(期待してましたが)、藍沢先生が(恐らく最大の?)ピンチになること以外は思ったほどのワチャワチャ感はなくて、案外スムーズで、いつものコード・ブルーな展開でした。
TVドラマの3rdシーズン終盤のトンネル崩落事故の方が緊張感があってドキドキして面白かったような気がします。(藤川先生死なないで!って思いましたもん)
かたせ梨乃&山谷花純の強烈な2人のキャラクター
本作は間違いなく面白かったんです。普通に面白かったんです。そんな普通な面白さ(←ディスってる?)の中で、強烈なインパクトを残した2人の女優さんの演技が出色でした。めっちゃ際立ってました!メインキャストの5人よりインパクト残しましたよ。
まずはフライトナース・雪村双葉(馬場ふみか)のお母さん・雪村沙代役のかたせ梨乃さん。
登場シーンで度肝抜かれました。だって、頭に包丁が刺さってるのにケタケタ笑ってるんですから(笑)。もうね、コントかと思うくらい頭に包丁が刺さってるんです(笑)。酔っ払って痛みが麻痺しちゃってるんですね。
でね、その包丁を…自分で抜くんですよ!戦慄しましたよ!(コワスギル…)
僕もいろんな映画を見てきましたが、このシーンの衝撃度はかなり高いです。
それにしても、お酒好きのちょっとやさぐれた女性を演じさせたら抜群ですね、かたせ梨乃さんは。(どんなジャンル?)
もう一人の強烈キャラはガンに侵された女性・富澤未知役の山谷花純さん。
ほんっっっと良かったです!
自分の死期が近いのを知っているんです。さらに婚約者にも逃げられて(恋人が末期ガンであることがわかって怖くて逃げちゃったんでしょうね…)自暴自棄気味なんですね。結婚式が近い冴島先生にも強く当たったりしちゃうんです。
てすが、親身になってくれる冴島先生や、このままじゃいかん!って戻ってきた婚約者のおかげで、徐々に心を開いていくんですね。生きる希望を見出すんです。
そういった心の移り変わりや、体はどんどん弱っていくけど、少しでも長く生きていたい…そんな気持ちを、生き様をホントに上手に表現してました。まさに迫真の演技でした。
未知が結婚式の日に吐血してしまい、血に染まるウェディングドレス。白と赤のビジュアルも強烈でしたし、もうダメか…みたいな切ない感じもあって、僕的には最も印象的なシーンでした。
ちなみに山谷花純さんはこの役をやるために、実際に自分の髪を刈り込んだらしいです。要は丸刈り。気合いの入り方がハンパないですね!
雪村先生=馬場ふみかがフィーチャー!
ドラマでは新人フェローがそれぞれフィーチャーされた回がありました。
名取先生はお父さんと一悶着があったり、緋山先生の指に謝って針を刺しちゃったり。
灰谷先生はPTSDを発症し、自信喪失になりホームから電車に飛び込みそうになったり。
横峯先生はビシッと藍沢先生に鍛えられたり。
雪村先生は…フィーチャーされた回がありましたっけ?無かったような気がします。(あったらごめんなさいm(_ _)m)
アル中でちょっとヤバイ母親を持つ雪村先生。今で言う毒親ですね。その母親から逃げるようにしてフライトナースになった雪村先生。そういった背景を知ると、よりキャラクターとして深みが出ますよね。雪村先生良かったです。
仮面ライダー大好きおじさんとしては、仮面ライダードライブ(竹内涼真主演)の敵の幹部・メディックを演じていた馬場ふみかさんの活躍は嬉しい限りです。
仮面ライダードライブでの演技はちょっと厳しいというか上手ではなかったのですが、こんなに演技が上手になって…オジサン、ウレシイ。
頭に包丁を刺して登場する母親役のかたせ梨乃さんにも負けずに頑張って演じてましたよ!
続編はあるのか?
終わり方を見ると…続編も無いことはないなって感じでしたね。でも、メインキャストの5名全員が揃っての続編は難しいかもしれませんね。みんなバラバラになっちゃったし。
藍沢先生を中心にした続編ならあるかもしれませんね。『スーパードクター藍沢耕作』みたいな(タイトル付けるのヘタか?)感じで、新たなキャストも迎えつつ。
せっかくここまで続いて来たので、個人的には続けて欲しいと思いますね。
まとめ
面白かったは面白かったです。間違いなく。でも自分が期待し過ぎたのか、ちょっと物足りなさも感じましたね。うん。
盛り込み過ぎて物足りないという変な矛盾が生じました。僕の率直な感想としては。
そんな中で、繰り返しますがかたせ梨乃さんと山谷花純さんの演技が物語のアクセントになってとっても良かったです。ぜひ見て欲しいです。
そうそう、忘れてた。
藍沢先生の表情が少し人間味を帯びて来たことを報告して終わりにしたいと思います。
おまけ
パンフレット。
横型でキャストのインタビュー記事がメインでオーソドックスな作りでした。写真が多めだったので、ファンには買いのパンフレットだと思います。新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、比嘉愛未さんなど美人さん揃いですからねー。買いです(*^_^*)
以上、映画『劇場版コード・ブルー』の感想&考察でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!