映画『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』感想&考察!【ちょっとネタバレ】20年ぶりの冴羽獠!Get Wildも最高だぜ!
20年ぶりにシティーハンター・冴羽獠が帰ってきました!もっこり獠ちゃんが帰ってきました(笑)!
え?面白かったかって?愚問です。シティーハンターですよ?もっこり獠ちゃんですよ?面白かったですよぉー!ちょっと心配だったのは、果たして20年前のノリが受け継がれているのか、今の時代に忖度して冴羽獠が大人しくなってはいないか…。
うん、まったく心配無用でした。セクシースイーパー冴羽獠がスクリーンで暴れてくれました!
作品情報
公開日:2019年2月8日
原作:北条司
総監督:こだま兼嗣
脚本:加藤陽一
チーフ演出:佐藤照雄、京極尚彦
キャラクターデザイン:高橋久美子
総作画監督:菱沼義仁
エンディングテーマ:TM NETWORK「Get Wild」
アニメーション制作:サンライズ
上映時間:95分
配給:アニプレックス
キャスト(声の出演)
冴羽 獠:神谷明
槇村 香:伊倉一恵
進藤亜衣:飯豊まりえ
御国真司:山寺宏一
野上冴子:一龍斎春水
海坊主:玄田哲章
美樹:小山茉美
ヴィンス・イングラード:大塚芳忠
来生瞳・泪:戸田恵子
来生愛:坂本千夏
コニータ:徳井義実(チュートリアル)
あらすじ
裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠は、普段は新宿に事務所を構え、相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。そこに、何者かに襲われたモデル・進藤亜衣がボディーガードを依頼にやってきた。美女の依頼を快諾した獠だが、撮影スタジオで更衣室を覗いたり、もっこり全開のやりたい放題…。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染。撮影現場で久々に香と再会した御国は彼女をデートに誘う。しかし、獠は香に無関心で亜衣にスケベ心丸出し…。一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結する、という情報を入手した。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった…敵の正体を探る冴子が直面する巨大な陰謀!来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器――御国の登場により、すれ違う獠と香。シティーハンターは亜衣と新宿を護りぬくことができるのか!?
(出典元:劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>公式サイト)
20年ぶりのシティーハンターの見どころ!
昔と変わらぬ冴羽獠 <エロ編>
20年ぶりの新作『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』。昔と変わらないシティーハンター節、冴羽獠節が炸裂してました!
依頼人に会って早速のもっこりちゃん。うん、変わってない(笑)。そして香のメガトンハンマー炸裂!うん、変わってない(笑)。獠のもっこりと香のメガトンハンマーのセットこそがシティーハンター!帰ってきたよー、僕らのシティーハンターが!新宿の種馬が!冴羽獠が!
そして、シティーハンターといえば1発。1発といえば女刑事・野上冴子(どんな連想の仕方?)。僕は好きだったなー、冴子。峰不二子より冴子の方が好きだったなー(ん?峰不二子?古い?ほっといて)。冴子といえば1発券!今作でも出てきましたよ、1発券。それも100枚綴りの(笑)。でも毎度のように踏み倒されてましたけどね、もっこりを。
ちなみに『もっこり』と『(下ネタ用語としての)1発』っていう言葉は、シティーハンターが使い始めた言葉じゃないかなぁ…違うかな。
で、新宿の種馬・冴羽獠といえば覗き(笑)。美女のセクシーショットを狙ってよく覗こうとしてましたよね…。今作ではなんと、20年前にはなかったハイテク機を使って獠は覗きを試みるんです。なんと…
ドローンを使って覗きを試みるんです!!!
ハイテク覗き(笑)!獠はエローンと呼んでましたが(センスありすぎる呼び方)…。もちろん覗きは犯罪です。エローンを使っての覗きはやめましょうね!(エローンを使わなくてもダメだけど。)
昔と変わらぬ冴羽獠 <スイーパー編>
僕の好みで、先に獠のエロスな部分を熱く語りましたが、やっぱり冴羽獠といえばスイーパーとしての圧倒的な強さですよねー。今作も強いしカッコイイですよー!
もうね、オープニングからカッコイイんです。テロリストのロケットランチャーから放った弾丸を新宿の街立っている獠が撃ち落とすんです。その姿がまぁー、カッコイイ。一気に20年前に引き戻される感覚。これぞ伝説のスイーパー・冴羽獠!そう感じさせる、ワクワクさせてくれるオープニングでした。
亜衣を襲ってきた連中(傭兵)も無傷で撃退するし、終盤でのラスボスとの対決でもほぼ無傷。いつもはおちゃらけてるけど、ここ一番ではビシッと敵を倒す。もちろんワンホールショット(相手の銃の銃身に弾丸を打ち込んだり、弾丸に弾丸を当てたりするショット)もビシッと見せてくれますよ!
涙ちょちょぎれる懐かしい曲たち
懐かしいキャラクターたちを見られるだけでも嬉しいですが、TM NETWORK『Get Wild』をはじめ、懐かしい曲もたっぷりと流れるんです。その中でも特に僕が好きな曲をご紹介。
TM NETWORK『Get Wild』
TM NETWORK / Get Wild(TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-)
PSY・S(サイズ)『Angel Night 〜天使のいる場所〜』
小比類巻かほる『CITY HUNTER 〜愛よ消えないで〜』
FENCE OF DEFENSE 『SARA』
セイラ (SARA) - Fence of Defense 【PV】
TM NETWORK 『Still love her(失われた風景)』
TM NETWORK / 「Still Love Her(from LIVE Blu-ray / DVD TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT 30 HUGE DATA)」
『Get Wild』はもちろんのこと、他の曲も劇場で聴くと懐かしくて涙ちょちょぎれますよー!
ここ数日、Kohhyの『CITY HUNTER 〜愛よ消えないで〜』が頭から離れないです…。
美人三姉妹『キャッツアイ』登場!
今作の目玉の一つである怪盗美人三姉妹『キャッツアイ』の登場。瞳・泪(るい)・愛…いやぁ、懐かしい。懐かしすぎる!
杏里の『CAT'S EYE』も聴けるし、もちろんレオタード姿もビシッと見られるし、おじさんはね、嬉しかったですよぉー。
長女・泪の声を担当していた声優の藤田淑子さんが昨年(2018年)に亡くなられたので、今作では次女・瞳の声を担当した戸田恵子さんが一人二役で泪の声も担当されました。心なしか泪の活躍が多かったような気がします…。
声優初挑戦の飯豊まりえ
今作が声優初挑戦となった飯豊まりえさん。ヒロイン・進藤亜衣の声を演じましたが、良い意味で作品に馴染んでいて、とっても良かったです!
20年ぶりの『シティーハンター』で、新参者として色んなプレッシャーがあったと思いますが、亜衣の子どもっぽさを出しつつ、大人っぽさも出しつつ、自然体の女子大生を演じてました。
(亜衣のシャワーシーンにドキドキしたのはナイショです。)
特撮大好きおじさんの僕としては、『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウバイオレットを演じていた飯豊まりえさんの活躍は嬉しい限りです!これからもおじさんは応援したいですねー。
ちょっと切なさを感じる獠と香
とっても面白かったんです、ホントに。香は獠を意識してるけど、獠は無関心なふりをしたり、すれ違ったりするけど(お互い素直じゃないんだわ)、でも仕事では最後に息の合った素晴らしいコンビネーションを見せてくれます。二人の微妙な関係性がホントにホントに良かったんです。素敵だったんです。
ご存知の方も多いと思いますが、『シティーハンター』には『エンジェル・ハート』という続編があるんですね。テレビドラマ化もされました。その『エンジェル・ハート』で香は交通事故で死んでしまうんです。
『シティーハンター』と『エンジェル・ハート』は設定が微妙に違うので、完全な続編ではないらしいですが(パラレルワールドということらしいです)、香の死はショッキングでキツい展開でしたよ…。
だから獠と香の活躍を見るのはとってもワクワクするし嬉しいし面白いんですけど…個人的には切なく感じてしまうんですよね。見終わった後も面白かったー!!!と同時に、でもこの二人には永遠の別れが来ちゃうんだよな…なんて思ったり。
まとめ
僕世代(40歳を過ぎた殿方とご婦人方)には『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』はハマると思いますね。だって、時代設定は変わっても、冴羽獠は変わってないんだもの。昔と変わらず伝説のスイーパー冴羽獠とエロエロ冴羽獠のギャップがたまらなく最高なんですもの!
そして懐かしい曲たちが一気に昔のシティーハンターの記憶を呼び戻してくれます。曲を聴くだけでこみ上げてくるものがありますよ、ホントに。特に本編冒頭のカーチェイスのシーンに流れるPSY・S(サイズ)の『Angel Night 〜天使のいる場所〜』は鳥肌ものですよ!
もうね、この映画、間違いなく面白いです!おすすめです!!!
ぜひ、これをきっかけに毎年とは言いませんが、シリーズ化して欲しいなぁと思います。
ちなみに僕は公開日の21時5分の回を見たんですが、劇場にはかなりの人が入ってました。そして年齢層も高かったですよ(笑)。
おまけ(パンフレット)
まず表紙がカッコイイ!
紙に厚みもあり、銀刷りもあり、豪華な作りのパンフレットです(だって1,000円もするんですもの)。
内容は神谷明さんをはじめ、声優さんたちのインタビューが載っていて、それぞれの声優さんたちの20年ぶりに演じた感想などを読んでいると、こっちも感慨深くなってしまいしました。当時を思い出すというか。もちろん原作者の北条司さんのインタビューも載ってますよー。
他にはアニメ『シティーハンター』のアーカイブ(歴史)が載っていたり、イラストもかなりの数が載っているので、満足度の高いパンフレットです!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
シリーズ化に期待しつつ、ではまた。