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サッカー女子W杯フランス2019【グループD】 イングランド戦マッチレビュー!なでしこジャパン破れるも2位通過!次戦の相手はオランダ!

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グループDの1位突破をかけて、FIFAランク3位の強豪イングランドと対戦。国際Aマッチでの過去の対戦成績は日本の0勝2敗1分とちょっと分が悪いです。

 

日本のスコットランド戦での戦いっぷりを見る限り、勝機ありと思っていましたが、残念ながら強豪イングランドに0-2で敗れてしまいました。しかし、悪くない試合内容でした。グループDを2位突破です!喜びましょう!

 

 

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スターティングメンバー

 

GK 

山下

DF

清水、熊谷、市瀬、鮫島

MF

小林、中島、杉田、遠藤

FW

岩渕、横山

 

 

イングランド戦マッチレビュー

ここまでの1、2戦の戦いぶりを見てきて、僕は三浦選手と杉田選手のダブルボランチを絶賛し、なでしこジャパンの生命線とまで言ってきたのに…グループD首位通過をかけた大事なイングランド戦で三浦選手がまさかのスタメン落ち。(う〜ん、スタメン落ちの理由がわからないよ高倉監督…)

 

強豪同士の試合だからなのか、1、2戦より観客が多いように思えたこの試合。観客が多いと臨場感が増して、観る方も少しテンションあがりますよね。

 

前半。

 

イングランドがゆっくりとボールを回して落ち着いて試合に入りましたね。

 

最初のチャンスはイングランド。日本は右サイドを崩されて最初のピンチを迎えるもなんとかクリア。さすがFIFAランク3位のイングランド。攻撃に迫力がありますね。

 

サイドの選手にスピードがあるイングランド。鮫島選手と清水選手の裏のスペースのケアが重要になってきますね。

 

そして、イングランドの選手たちのフィジカルが強くてね。五分五分のボールはほぼイングランドの選手が掻っ攫う感じで。日本の選手がボールを保持してなんとかキープしようとするものの、どうしても体を入れられたり足が伸びてきたりでボールロストしてしまうという…。

 

そんな中、日本は中盤でボールを奪いショートカウンターから横山選手が思い切りの良いミドルシュートを放つもゴールならず!

 

さらに前半8分、日本のFKを横山選手が直接狙い、ボールは枠を捉えたものの、GKがビッグセーブをみせてゴールならず!良いシュートだったなぁ…。

 

イングランドのフィジカルの強さに圧倒されつつも、日本はパスを繋げていたので悪くはなかったですね。横山選手の際どいシュートもあって、十分戦えるなと。

 

そんな事を思っていたら前半14分にイングランド先制!0-1。

 

高い位置からプレスを掛けてきたイングランドに中盤でボールを奪われてのショートカウンター。DFの裏を取られ、見事にやられちゃいましたね…。

 

イングランドは先制してからリズムが出てきてかなり攻勢をかけてきましたね。先制点ってホント大きい。でも日本の守護神、GK山下選手の好セーブでなんとか失点を免れるも、苦しい時間帯が続きました。

 

決して日本も悪くないんですよ。悪くないんだけど、どうしてもフィジカルの差が大きくてなかなか日本のペースに持ち込めないんですよね。

 

テレビの解説の方も言ってたけど、選手同士の距離感が悪くて、パスを出したい時に味方が近くにいなかったり、ちょっとした意思のズレがあって、出来は悪くないけど決定的な場面は作れないんですよね。

 

そしてやはり三浦選手がピッチにいないので、中盤でボールが落ち着かないんです。杉田選手はこの試合もどんどんボールを受けて動かして良いパフォーマンスを見せているので惜しいんですよね。相棒の中島選手はボランチじゃないよなぁ…なんて気もしましたよ。

 

岩渕選手はスコットランド戦に引き続きよく動けているし、ボールにもよく触れていて、好調を維持していましたね。もっともっとボールを岩渕選手に預けても良かったかなと。

 

イングランドは決してパスワークが良いとは言い難いので、前からプレスを掛ければ相手がミスしてチャンスになりそうだなぁなんて思ったところで前半終了。

  

 

 

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後半。

 

後半開始からイングランドが攻勢をかけてきました。後半が始まってから5分くらいはずっとイングランドがボールを保持していました。

 

日本はイングランドのサイドバックが上がった裏のスペースを使いたいところなんだけど、ついつい足下でボールを繋ごうとして、そこをイングランドに潰されて攻撃が停滞しちゃうんです。日本はうまくいってない感じ。

 

小林選手と遠藤選手が消えちゃってましたね。

 

そんな中、杉田選手のパスカットから左サイドの岩渕選手に良い形でボールが渡り、ドリブルで仕掛けるもシュートまで持って行けず。岩渕選手が前を向いてプレーすると何かやってくれそうでワクワクしますね。良い形でした。

 

その後も左サイドを崩して中島選手のシュートもうまくヒットせず…。

 

少し押し戻しつつあった日本でしたが、逆にイングランドに右サイドを崩されて決定的な場面もGK山下選手のファインセーブでなんとか失点せず。

 

山下選手良かったですね。よく体が動いている感じでした。好調さがうかがえるパフォーマンスでしたね。

 

とにかく追いつきたい日本は後半16分に横山選手と小林選手に代えて菅澤選手と三浦選手を投入。これでピッチ上はスコットランド戦のスタメンに。

 

ここからは一気に日本のペースになりましたね。特に三浦選手が効いてました。中盤でのパスワークがスムーズになったし、ワンタッチパスやダイレクトパスも増えてリズムが良くなりました。

 

ボランチ次第でこんなにもチームって変わるんだなぁってつくづく思いましたね。ボランチの重要性が浮き彫りになった感じです。

 

三浦選手と杉田選手の2人が躍動して、そこに好調の岩渕選手と菅澤選手が絡み、かなり攻撃に厚みが出て、ダイナミックになってきて、得点の雰囲気が出てきました。

 

岩渕選手のスルーパスや清水選手のクロス、そして左サイドからのクロス(鮫島選手だったかな?)と、菅澤選手にボールが集まってくるものの決めきれず!得点は奪えなかったものの、菅澤選手はイングランドの脅威になってたんじゃないかな。日本はかなり圧倒してました。

 

が、後半38分に左サイドで熊谷選手が釣り出され、空いたスペースに出したスルーパスをゴールに叩き込まれ日本失点!これはショック!日本ペースだっただけにショック!0-2。

 

押し込まれていてもワンチャンスをものにするあたり、イングランドの凄みを感じた得点シーンでしたね。さすがです…。

 

得点を奪いたい日本は三浦選手や杉田選手も前に出てイングランド圧力を掛けて決定的なチャンスを作るもののタイムアップ。(遠藤選手に代わって入った宝田選手の最後のヘディングシュートも惜しかった!)

 

0-2で日本は敗れる!

 

 

 

まとめ

どんなスポーツでもタラレバを言っても仕方ないのはわかっているけど言わせて。

 

最初からスコットランド戦のスタメンで戦っていたら結果は変わってたように思えるほどの惜しい試合だと僕は感じました。

 

もちろんイングランドは強かったです。フィジカルと決定力はハンパなかったです。けど、敵わない相手ではないと思いましたね。

 

日本はもっとパススピードというか、パスの強さを上げてパスを繋げばイングランドにも勝てるし、その上のドイツやアメリカにも十分勝機はあると思います。(パスが弱かったんだよね…)

 

グループDを1勝1敗1分の勝点4で2位通過の日本。3試合戦って、高倉監督も誰が戦えて誰が戦えないのか。その辺は見極められたんじゃないかと思います。

 

山下選手、熊谷選手、三浦選手、杉田選手、岩渕選手、菅澤選手などセンターラインの選手が好調なので、決勝トーナメントの勝ち上がりを十分期待しても良いんじゃないでしょうか。

 

ちょっと心配なのが熊谷選手の相棒になる市瀬選手。能力の高い選手であるのは間違いないですが、決定的なパスミスをしたり、スペースを埋めきれなかったりなど、経験不足が露呈しているように感じます。もしかしたら相手チームに市瀬選手のところは狙われるかもしれませんね。

 

ここは市瀬選手のポジションにベテランの宇津木選手を使ってみるのもいいのかなって個人的には思ってます。経験豊富だし、海外でプレーをしているので、フィジカルの強い選手にもしっかり対応できると思いますね。(最近はセンターバックでプレーしていない気もするけど…)

 

 

 

次戦は決勝トーナメント1回戦。グループEを3戦全勝で1位通過したオランダ。

 

FIFAランクは日本よりひとつ下の8位。とはいえ、フィジカル、スピード共に日本を上回っていると思います。強いです。

 

でも日本はイングランド戦でフィジカルの強さを体感しているのは大きいです。そして恐らくイングランドほど組織立っていないと思うので、日本のパスサッカーを展開すれば勝機十分です!

 

オランダ戦は、2019年6月26日(水)4:00 キックオフです!

 

ここからはノックアウト方式の決勝トーナメント。負けたら終わりです。

 

選手だけではなく、監督を含めインサイドワークも重要になってくると思います。日本チーム一致団結して勝利を掴んで欲しいですね。

 

 

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

頑張れ!なでしこジャパン!!!