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映画『アベンジャーズ エンドゲーム』【ネタバレ感想】抜群に面白かったけど…衝撃の結末には納得いかない!

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映画『アベンジャーズ エンドゲーム』を観てきました!

 

いやぁ…面白かった…。

 

はあぁ…面白かった…。

 

面白かったとしか言えないくらいに面白かった珠玉の3時間!あっという間の3時間。

 

とはいえ、結末には納得出来なかったり物申したかったりしてのネタバレ感想で。

 

では、いってみましょう。

 

 

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作品情報

公開日:2019年4月26日

監督:アンソニー・ルッソ

   ジョー・ルッソ

脚本:クリストファー・マルクス

   スティーブン・マクフィーリー

製作:ケビン・ファイギ

製作総指揮:ルイス・デスポジート

      ビクトリア・アロンソ

      マイケル・グリロ

      トリン・トラン

      ジョン・ファブロー

      ジェームズ・ガン

      スタン・リー 

制作国:アメリカ

上映時間:182分

配給:ディズニー

 

 

キャスト

ロバート・ダウニー・Jr.:トニー・スターク/アイアンマン

クリス・エバンズ:スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ

マーク・ラファロ:ブルース・バナー/ハルク

クリス・ヘムズワース:ソー

スカーレット・ヨハンソン:ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ

ジェレミー・レナー:クリント・バートン/ホークアイ

ドン・チードル:ジェームズ・ローズ/ウォーマシン

ポール・ラッド:スコット・ラング/アントマン

ブリー・ラーソン:キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル

カレン・ギラン:ネビュラ

ダナイ・グリラ:オコエ

ベネディクト・ウォン:ウォン

ジョン・ファブロー:ハッピー・ホーガン

ブラッドリー・クーパー:ロケット(声)

グウィネス・パルトロウ:ペッパー・ポッツ

ジョシュ・ブローリン:サノス

真田広之

 

 

予告


映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』本編映像

 

  

あらすじ

アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、最強を超える敵“サノス”によって半分が消し去られる。大切な家族や友人を目の前で失い、地球に取り残された35億の人々のなかには、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。そんななか、地球での壮絶な戦いから生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ハルク(マーク・ラファロ)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)と、宇宙をあてもなく彷徨いながら新たなスーツを開発し続けるアイアンマン(ロバート・ダウニーJr.)は、決して諦めてはいなかった。大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結したヒーローたちは、失った者たちを取り戻す方法を探る。残された人々と今ここにいない仲間たちのために、アベンジャーズは最後にして史上最大の逆襲に挑む……。

(出典元:MovieWalker)

 

 

『アベンジャーズ エンドゲーム』ネタバレ感想

衝撃の冒頭

濃厚な3時間の最初の20分くらいでまさかのサノス斬殺…えっ?もう?って感じで、衝撃で一瞬何が何だかわからなくて思考がパニックに。

 

そして一気に5年後に話は飛んで…。そうだよ、サノスを倒すことが本命ではなくて、消された人類を取り戻すことが本命なんだよなって。つまりここからがエンドゲームのスタートなんだよね。

 

 

アントマン登場

インフィニティ・ウォーに参戦しなかったアントマン=スコット・ラングの登場が今作のキーでしたね。ま、それは置いておいて(置いとくんかい)、彼が出てくると何だか画面が和むんですよね。コメディー感がアップするし実際に笑える場面が多かったし。小さくなったり大きくなったりするアントマンならではリズミカルなバトルシーンが無くて少し残念でしたけど…。でも予想以上に出番が多くて、アントマン大好きおじさんの僕としては嬉しい限りでした(ワスプも大好き)。

 

 

緊張と緩和

僕はアベンジャーズシリーズのライトなファンですけど、アベンジャーズってもちろん物語のスケール感や派手なワクワクするアクションシーン、抜群の格好良さ…とは言えないスーツデザイン(コアなファンの方ごめん)など魅力たっぷりなんですが、僕が思う最大の魅力は緊張と緩和だと思うんですね。

 

僕は緊張と緩和のさじ加減が大好きで。今作は特に状況が状況なだけに振り幅が大きくて最高でしたね。

 

 

インフィニティ・ウォーから続く緊張

前作インフィニティ・ウォーでのサノス勝利という衝撃の結末から続くエンドゲームは、残されたアベンジャーズメンバーたちのアベンジのターン。あのサノスをどうやって倒して、消えていった仲間を人類をどうやって救うのか。当然のごとくスクリーンからの緊張感はダダ漏れで。さらに観る側の「いったいどうやって終結に向かうんだ?」っていう有り余るほどの緊張感(期待感)もダダ漏れで。ほっといても『緊張』を感じられる今作。

 

 

緩和担当のアントマン&ソー

半端ない『緊張』の中で先ほど出てきたアントマンことスコット・ラングの登場。彼が『緩和』を担ってくれましたねー。ほぼほぼスコット・ラングのシーンは笑いが絡んでた気がします(言い過ぎかな?)。インフィニティ・ウォーに参戦しなかったからなのか、事の重大さを肌感覚として理解しきれてなかったからなのか、いつものマイペース感が良い意味で浮いていてね。

 

そしてまさかのソーも『緩和』担当に。これは衝撃。アベンジャーズ3トップのキャップ、アイアンマン、ソーの中で僕はソーがいちばん大好きで。だってカッコいいじゃない。インフィニティ・ウォーではサノスに最も迫ったのはソーだったと思うし、エンドゲームでも期待したのに…アベンジャーズ最後の映画でこんな仕打ちを受けるなんて。

 

お腹ポッコリおデブちゃんに(涙)

 

僕の大好きな雷神ソーが…2枚目が3枚目に…(ビッグ)リボウスキに…なちゃたよ…。

 

絶対にどこかでシュッとした元のソーに戻ると思ってたんだけど、最後の最後までお腹ポッコリおデブちゃんのままで。カッコいいソーを観たかったけど(おデブちゃんでもカッコよかったぞ!)、めっちゃ前向きに考えると人間味が溢れていて身近に感じられて…うん、もっと好きになった。ヒーローだって呑んだくれるんです。

 

 

クロスオーバー

エンドゲームというくらいだからまさに最後のアベンジャーズ。物語をうまく進行させつつも過去作品を随所にクロスオーバーさせてざっくりとした総集編的な展開に。アベンジャーズシリーズ全作品観てきた方々のほうがより楽しめると思いますが、全部を拾えなかったものの知ってるシーンも多くてライトなファンである僕も十分楽しめました。

 

それにしても、ストーリー展開と過去作品のクロスオーバーがうまくハマり過ぎて、このエンドゲームのために逆算して今までのアベンジャーズシリーズを作ってきたんじゃないの?っていうくらいハマり過ぎて。ぶっちゃけいつからエンドゲームの構想を練っていたのか聞きたいくらいです。

 

 

バトルロイヤルなラストバトル

まさに全員集合のラストバトルは迫力満点でサブイボ立ちっぱなしで興奮しっぱなしで。サノス軍に対し劣勢に立たされそうになる中、インフィニティ・ウォーで消された仲間たちが集結するくだりは感動のあまり涙が出そうでした。

 

月並みな言い方だけど、このアベンジャーズvsサノス軍の大迫力ラストバトルはぜひぜひぜひ劇場で観て欲しいってホントに思いますね。バトルロイヤルとはこの事です!って感じで。

 

(僕の大好きなワスプもビシッと参加してくれて嬉しかったです。)

 

 

納得できない結末

ラスト。結末。

言いたいこといっぱい。

とにかくブワッと書きますよ。

 

はっきり言って僕は受け入れられなかったですね。どうなんだろう。ずーっとアベンジャーズシリーズを観てきたコアなファンの方々は納得のラストだったのかな。アイアンマン=トニー・スタークの死を受け入れられたのかな…。

 

指パッチンでサノスを消し去って世界を救ったスーパーヒーロー・アイアンマンをなぜ死なせる必要があったのか。なぜ?大人の事情?

 

インフィニティ・ウォーでストレンジは約1400万通りの未来を見てきて、サノスに勝利する未来はたった1つだけしかない事を知っています。そのたった1つの結末「トニーの指パッチンでサノス軍を消し去り勝利するけどトニーは命を落とす結末」へと導くために、インフィニティ・ウォーでストレンジはあっさりとタイム・ストーンをサノス渡したんだな…ってことが今作でわかりましたね。トニーをここで死なせてはいけない。この先、トニーには命をかけてやってもらうべき事があるんだよと。悲しいけど素晴らしい伏線でしたよね。

 

でもね、命を落とす必要はなかったんじゃないのかなって思うわけですよ。せめて腕が吹っ飛んで(グロい表現ごめん)アイアンマンを引退するくらいに抑えて欲しかったなって。

 

だってどうするのよ、残されたトニーの娘ちゃんは。大好きなパパの死をいまいち理解できていないから悲しいけど泣くこともできなくて…そんな彼女の表情がなんとも言えなくて辛くてね。彼女がトニーに「3000回愛してる」って言った言葉が素敵な愛情表現だけじゃなくてフラグにもなっていたというちょっと残酷な展開も僕はNG。

 

でね、最後にキャップがインフィニティ・ストーンを戻すために過去に行くんだけど、結局戻らずに失われた70年間を過ごして現在に登場してアベンジャーズというかキャプテン・アメリカを引退するくだり。これは…OKなの?トニーの死を思うと自分だけ良い思いをしやがってプンプン!ってならないのかな。この考え方感じ方は厳しいのかな…トニーの分まで地球を守るぜ!ってなって欲しかったな。

 

 

まとめ

冒頭に書きましたが、面白くてあっという間の3時間でした!インフィニティ・ウォーでサノスに敗れたアベンジャーズのアベンジを、過去作品をクロスオーバーさせつつビシッと描き切ったエンドゲーム。素晴らしいのひと言です。ライトなファンにここまで言わせるとはなかなかのもんです(上から目線)。

 

キャップは引退、トニーは命を落とし、ソーはガーディアンズの面々と共に宇宙へ。アベンジャーズ3トップが物理的に機能しなくなってしまいましたね。ホントに終わっちゃうんでしょうね、アベンジャーズ(悲しいす)。

 

サノスを倒し、消された仲間たちや人類を取り戻し、またそれぞれの日常に戻るアベンジャーズたちのハッピーエンドなラストを期待してましたが叶いませんでした。僕の期待を悪い意味で裏切ってくれたエンドゲーム。

 

今後アベンジャーズに代わる新シリーズがあるとしたら、その時にはトニーの死は必然だったということをぜひ描いて欲しいと思います。このままではトニーの死を受け入れることはできないし納得できないし悲しすぎます。

 

しかーし!アベンジャーズのプロが作ったエンドゲーム。もしかしたら過去作品を全て観たらこの結末に納得できるのかなっていう思いも少なからずあります。っていうか結末に納得したい自分がいるのも事実。

 

アベンジャーズシリーズをしっかり見直して自分を納得させることを誓ってエンドゲームのネタバレ感想を終わりにしたいと思います。

 

 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

ではまた。