仮面ライダーゼロワン【第8話感想】仮面ライダー滅登場！美しきライダーキックに戦慄！
仮面ライダーゼロワン第8話。
仮面ライダー滅（ほろび）が満を持して登場しましたね。
想像の遥か斜め上を行くヤバい仮面ライダーでした…。
さあ、いってみましょう。
第8話あらすじ
定期健康診断で病院を訪れた或人。そこはヒューマギアで溢れていた。というのも、ヒューマギアの開発の発端は人工知能を医療に役立てることだったからだ。医療ヒューマギアは病院独自のローカルネットワークによって管理されているため、セキュリティは完璧のはず。滅亡迅雷.netの攻撃とも無縁のはずだった。ところが、滅と迅がその病院の前に現れて―――。
（出典元：仮面ライダー公式ポータルサイト 仮面ライダーWEB）
舞台は病院
看護師型ヒューマギア・白衣の天使ましろちゃん。可愛かったですねー。ましろちゃんに持ち上げられて体重やら血圧やら色々測られたいですねー。「デザユウさん、メタボリック予備軍なので気をつけてくださいね♡」なんて言われたら気をつけちゃいますよねー。「デザユウさん、ゲップを我慢してバリウムを頑張って飲んでくださいね♡」なんて言われたら辛いバリウムもゴクゴク飲めそうですよねー。2、3杯飲めるかも。「デザユウさん、これから採血をすr…
長い。
飛電が行う人工知能開発のいちばんの目的は、人工知能を医療に役立てるためだったんですね。なるほど、素晴らしい。リアリティーがある。（急に真面目な文章。）
で、今回は何と言っても滅亡迅雷.netの連中が積極的に動いてきたってこと、そして仮面ライダー滅が登場したってこと、この2点ですよね。
仕掛けてきた滅亡迅雷.net
まずはA.I.M.S（エイムズ）の開発工場？に乗り込んでくるという大胆不敵な行動に出てきましたねー。暗殺ちゃんに唯阿を狙わせて、戦っている最中に滅がエイムズで開発中の新しい武器を奪うというクレバーさ。さらにヒューマギア統率兵器ギーガーをハッキングするという周到さ。敵ながらやるなぁって感じでしたね。（っていうかエイムズの警備が甘々過ぎるでしょ…。）
で、人類滅亡を企む滅亡迅雷.netが、そのギーガーを暴走させて、命を救う場所である病院を攻撃するという展開には戦慄しました。だってさ、命を救う元を断つといった考えがエグいでしょ。あまりにも理にかなっているというか。ヒューマギアの頭を躊躇なく拳銃で打ち抜くような奴らですからね…これくらいやりますよね。
そしてそしてそしてー！滅がヒューマギアであることがわかりましたね！何となくそうじゃないかなぁ…なんて思いつつも、やっぱり衝撃的でしたね。それも装置が耳にめり込んでいて…ちょっと痛々しかったなぁ…。
ここまでの行動を見る限り、滅は完全にシンギュラリティを迎えているヒューマギアですよね。そして、迅はヒューマギアが作ったヒューマギアってことか。うーん…色々と興味深い。
ってことは、滅を作ったのは…誰？人間？ヒューマギア？うーん…これまた興味深い。
そうそう。皆さんも以前から気付いているとは思うけど、やっぱりイケメンよね、滅。ヘアーバンドを取るとさらにイケメンさが際立つ。目鼻立ちがクッキリしていて、美形ってやつですね。迅も初めてフードを取ったけど、彼もやっぱりイケメンよね。何となく綾野剛さんに似ているような似ていないような…。でさ、2人とも若いのに、なんか色気があるんだよなぁ。そう思うのは僕だけ？（って誰に聞いている？）
宣戦布告
人類を滅ぼしてこの地球（ほし）の主人（あるじ）となる！と、滅が或人たちに宣戦布告しましたね。ヒューマギアの反乱。
そして人類滅亡はアークの意志であるとも言ってました。（アークの存在は相変わらず謎。）
反乱を起こすってことは、人間に対して何かしらの不満があるわけで。SF映画『ブレードランナー』の世界ではレプリカント（アンドロイド）が過酷な奴隷労働に不満を持ち（感情が芽生え）、人間に反旗を翻したわけだけど、ヒューマギアはどのような理由で反乱を起こそうと思ったのか非常に気になります。
ここまでのゼロワンを見る限り、ヒューマギアを雑に扱う人間が多いような気がするけど、反乱の理由はそこじゃないでしょうね。
レプリカント自身が反乱を起こした『ブレードランナー』とは違って、人間が裏で糸を引いているような気がしますけど…。
仮面ライダー滅登場
ゼツメライズキーの回収やデイブレイク時の宣戦布告映像などでチラッと姿は見せてましたが、いよいよ滅が変身しましたねー。
召喚した蜘蛛に胸を刺されて、まるで毒を注入されたような変身シークエンスはめっちゃカッコ良かったです。
変身後の姿は、光沢のある紫色の身体に黄色の複眼という、紫色と黄色の反対色を使って不気味さを演出しているあたりが憎いです。ヤバそうなオーラが出ていたし、明らかに強そうで（実際強かったけど）。バルカンの攻撃が一切効かずに、無傷でこの圧倒的な強さ。こりゃゼロワンも大苦戦必至ですね。早急にゼロワンの強化フォームやバルカン、バルキリー以外の新戦力が必要な気がするのは僕だけかな（って思わせるほどの強さ）。
悪が輝けば輝くほど正義がより輝くってもんです。ヴィランとしてはかなり良い感じでしたね、仮面ライダー滅。
不破撃沈
今回の不破はいろんな意味で目立ってましたねー。
病院では或人ギャグに思わず笑ってしまったり、唯阿に突っかかっていると白衣の天使ましろちゃんに「頭、大丈夫ですか？」なんて心配されちゃったり…序盤の不破のコミカルさがとっても面白くて良かったです。
が、ですよ。ラストが衝撃。
仮面ライダーカブトのライダーキックを彷彿とさせる仮面ライダー滅の美しいライダーキック（スティングディストピア）によって撃沈しちゃいましたね…。やられる前にゼロワンが助けに入るかと思いきや、助けに入る前に必殺技をモロに受けちゃって…まさかの大爆発。
爆発後に倒れて気を失っている不破を見て、とりあえずは生きているようでホッとしました。実際、早い回での退場が頭を過ぎったし、ヒューマギアとして復活するのかな？なんて一瞬とんでもないことを想像しちゃった自分もいて。
次回予告を見て、多分、医者型ヒューマギアに助けられるんだなとわかったので一安心。
今回第8話の序盤で、不破が「ヒューマギアに命を預ける奴の気が知れない」みたいなことを言っていたので、このセリフが瀕死の不破をヒューマギアが助けるといった次回の展開の伏線になっていたんですね。これをきっかけに不破のヒューマギアへの偏見は解消されるかもしれないですね…。
強まる或人とイズのバディ感
或人ギャグのシーンでは、或人とイズのバディ感は仕上がってきた感じはあったけど、今回のバトルシーンで見せた、イズが戦術パターンを解析→プログライズキーを或人に渡して戦うといったバディ感のある戦い方はとっても新鮮で良かったです。今後、面白いバトルシーンになりそうな予感がしました。
ただ、このままだとイズ頼りになってしまうので、ゼロワン単独で戦えるようにならないと、この先は厳しそうですね。いずれイズにも自我が芽生えて、シンギュラリティを迎える展開は避けられないと思うし、そこに滅亡迅雷.netの連中がつけ込むのは必至ですからね。
とはいえ、まだしばらくは或人とイズのバディ感たっぷりなバトルシーンが見られると思うので、次回以降も楽しみですね。
盛りだくさんの第8話
仮面ライダー滅のインパクトがあまりにも強かったので、滅以外の印象が薄れちゃったけど、第8話もいろいろとありました。
病院内は独自のローカルネットワークだから看護師ヒューマギアはハッキングされないというしっかりとした設定に感心したり、エイムズに出入りしている「ZAIA」っていう企業があからさまに登場して怪しさ満点だったり、迅と暗殺ちゃんがどんどん仲良くなっているのが微笑ましかったり、暗殺ちゃんは毎回倒されているけどその分ラーニングしていずれはガチで強敵になるような気がしないでもなかったり、「病院からビョイーンと帰ろう」っていう或人ギャグは不破にはウケてたかど僕的にはイマイチだったり、或人・不破・唯阿・迅の同時変身にワクワクしたり、ライジングホッパーとフライングファルコンがぶつかるといった細かい演出は個人的には好みだったり、人工知能だのシンギュラリティだの言ってる世界になぜ滅は刀？ってちょっと疑問に思ったり…など、第8話も盛りだくさんでしたね。
今後の展開
滅の美しい顔付き、クールな振る舞い。仮面ライダー滅の大物感のあるオーラ、圧倒的な強さ。ヤバいくらいにカッコ良かったです…。今回で一気にファンを獲得したんじゃないでしょうか。
次回はいよいよゼロワンと滅の対決が見られそうですね。バルカンを一撃で「亡き者」にした仮面ライダー滅。うーん…イズにフォローされながら戦うゼロワンの旗色は悪いっすね。頭の良い滅のことだから、イズに目を付けるのも時間の問題のような気もするし…予断を許さないですな。
次回予告で「人類は自らが作り上げたテクノロジーで滅びる！」みたいなことを滅が言ってたけど、今回を見る限り、現実味が帯びてきますね。戦えば戦うほど滅亡迅雷.netの連中はラーニングして強くなるし、戦えば戦うほどゼロワンたちにとってはお先真っ暗な厳しい展開になりそうですね…。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました！
ではまた。
