テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』【第6話感想】潜入捜査失敗!イグナトフと如月が拘束され、舞子も拉致られる衝撃の展開!
テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』第6話!
イグナトフ夫妻が大ピンチに陥った第6話!
サイコパスらしい怒涛の展開をみせた第6話!!
ここにきて一気に盛り上がって参りました!!!
では、いってみましょう。
※詳しい解説等は他の優秀な考察サイトさんにお任せして、ここでは僕の感想を自由気ままに垂れ流しておきます。
予告
あらすじ
連続爆破テロの手掛かりを得るため、公認宗教団体〈ヘヴンズリープ〉への潜入捜査を開始した炯と如月。一方、灼たちは、テレーザ陵駕と久利須が共同保有していた貸し倉庫を調査し、残る痕跡から爆弾人間があと三人いる事を突き止める。だが糸口をつかんだと思ったその矢先、ニュータウン工場地帯で第三の自爆テロが発生。重要参考人であるアウマ上人が死亡する。アウマは売春組織から逃げ出した入国者たちをかばって犠牲となったが、彼らがいた倉庫の奥には銃の部品パーツを作る工場が隠されていた。強制売春の被害者を助けながら密売をおこなっていたことに違和感を覚えた灼たちは、銃の流通ルートを調べ始める。そのころ炯と如月は教祖代行であるトーリが爆破事件に関与した証拠にたどり着くが、トーリに潜入捜査を見破られ拘束の身となる――。
(出典元:サイコパス公式サイト)
登場人物(声の出演)
公安局刑事課一係
慎導灼(梶裕貴)
公安局刑事課一係の監視官。24歳。
特A級メンタリストであり、高度な共感により精神的ボーダーラインを越境し追跡対象者になりきる。明るく飄々としていて、誰にでも物怖じしないポジティブな性格。過去の事件が原因で、父親の車でしか熟睡できない。
炯・ミハイル・イグナトフ(中村悠一)
公安局刑事課一係の監視官。24歳。
ロシア系移民の二世で帰化準日本人。幼少期は海外の紛争地帯で育つ。軍事訓練を受けており、格闘・射撃・解析技術に優れた元兵士。正義感が強く生真面目な性格だが、家族のことでは熱くなりやすい一面も。既婚者であり、妻は同じロシア系移民の舞子・マイヤ・ストロンスカヤ。
雛河翔(櫻井孝宏)
公安局刑事課一係の執行官。25歳。
一係の中では一番の古株だが、内向的で人付き合いが苦手な性格で、天馬や入江にはよく絡まれている。鬱病を患った経験から薬物依存になりドラッグバイヤーをしていたが、顧客が命を落としたことで潜在犯となる。元ホロデザイナーでもあり、その知識や技術を生かし捜査に貢献している。
廿六木天馬(大塚明夫)
公安局刑事課一係の執行官。55歳。
荒々しい性格で、やられたらやり返すファイタータイプ。他の執行官たちのリーダー的存在として振る舞い、配属される監視官を試すような態度を取る。
入江一途(諏訪部順一)
公安局刑事課一係の執行官。32歳。
馴れ馴れしく悪意ある軽薄さで人に接するが、優しい一面も持つ兄貴肌。
如月真緒(名塚佳織)
公安局刑事課一係の執行官。26歳。
他の執行官たちとも馴れ合わないクールな性格で、職務は適切に遂行するものの基本冷めたスタンスを取る。
唐之杜志恩(沢城みゆき)
公安局総合分析室の分析官。35歳。
情報収集・解析の面から刑事課一係の捜査活動をバックアップする。鑑識ドローン、高機能小型ドローン(通称ダンゴムシ)などを駆使し、ときには違法ハッキング行為を行うことも。執行官同様、潜在犯でもある。
霜月美佳(佐倉綾音)
公安局刑事課課長、統括監視官。24歳。
〈シビュラシステム〉の適性判断により、最年少で厚生省公安局に入局。刑事課一係の監視官として数々の難事件の捜査に関わってきたが、現在は刑事課を統括しており、現場からは一線引いている。
常守朱(花澤香菜)
元・公安局刑事課一係の監視官。28歳。
自らの信じる正義を貫き、過酷な事件をいくつも乗り越え一係をまとめていた。ある事件により、現在は勾留中の身となっている。
外務省行動課
狡噛慎也(関智一)
外務省行動課特別捜査官。36歳。
元・厚生省公安局刑事課一係の執行官。
海外へ逃亡し、傭兵として放浪生活を送っていたが帰国。
高い戦闘技術と強靭な肉体を誇り、元刑事らしい知性と正義感も持ち合わせる。
宜野座伸元(野島健児)
外務省行動課特別捜査官。35歳。
元・厚生省公安局刑事課一係の執行官。
冷静な判断力と観察眼、包容力で一係を支えていたが、現在はフレデリカのもと、主に国外に関する事件を追っている。
須郷徹平(東地宏樹)
外務省行動課特別捜査官。30歳。
元・厚生省公安局刑事課一係の執行官。
実直で生真面目な性格。外務省に籍を移し、宜野座らと共に国際犯罪に関する事件を追っている。
花城フレデリカ(本田貴子)
外務省行動課課長。36歳。
開国に向けた動きを予見し、外務省内に部隊を新設。
危険度の高い国際犯罪対策チームとして行動課を率いる。
ビフロスト
法斑静火(宮野真守)
〈ビフロスト〉のコングレスマン。32歳。
常に冷静沈着であり、その思考は柔和な笑みに隠され窺い知ることはできない。唯一の癒しは飼っている愛犬。
代銀遙熙(中博史)
〈ビフロスト〉のコングレスマン。77歳。
策謀を巡らせ、頭脳戦に興じる老獪な紳士。
新たに加わった静火の反応を楽しむ。
裁園寺莢子(田中敦子)
〈ビフロスト〉のコングレスマン。48歳。
浮世離れした妖艶な美女だが、その言動にはサディスティックな一面が垣間見える。
その他
梓澤廣一(堀内賢雄)
〈狐〉を使った事件のプランメーカー。46歳。
様々な肩書きを持つ、捉えどころのないニヒリスティックな中立者。
事件に迫る一係の前に次々と罠を仕掛けていく。
小畑千夜(矢作紗友里)
梓澤の協力者。23歳。
梓澤が設計した事件のサポートを行う優秀なクラッカー。仕事は適切かつ迅速に行うが、梓澤にはいつも口汚く悪態をついている。
六合塚弥生(伊藤静)
フリーランスのジャーナリスト。30歳。
元・厚生省公安局刑事課一係の執行官。
サイコパス良化により社会復帰し、現在は公安局と捜査コンサルタント契約を結んでいる。
(出典元:サイコパス公式サイト)
『PSYCHO-PASS3 サイコパス3』第6話感想
潜入捜査失敗!囚われたイグナトフと如月
<ヘヴンズリープ>本部内は通信が遮断されていたり、ホロの連続使用は4時間であったり、伏線めいた制約があるなか、潜入捜査を開始したイグナトフと如月でしたが、想像以上に危機的な展開が待ってました…。
潜入捜査中なのに施設内で如月が爆弾テロで自分を庇ってくれたイグナトフに謝罪して、イグナトフが「俺が危ない時は頼む」と如月に返すというフラグな会話が気になりましたが、アクシデントもなく全てが順調すぎるほど順調で。
誰にもバレずに施設内を動き回って延命装置のあるラボに辿り着けちゃうし、トーリが爆弾テロに関わっていた証拠は突き止めちゃうし、植物状態の仁世教祖をサクッと発見しちゃうし、笑ってしまうくらい順調に事が進んでいたんだけど…トーリに拘束されちゃいました。それもかなりあっさりと拘束されちゃいました。潜入捜査、失敗!!!
で、まさかの拷問…。かなりボッコボコにやられた感じで、さらに肩には何か薬物を打たれた跡が。同じく暴行を受けたであろう如月の画像を見せられて絶望するイグナトフの顔といったらもう、見てられないくらいで。正義感に溢れ、骨太なイグナトフが見せた弱々しい表情はかなりショッキング。これ絶対に色相濁ってるでしょって感じで、潜在犯堕ち確定といった感じで…。
それと、ビフロストの西園寺がイグナトフのお兄さんのことを知っている口振りでした。これは…どういうことかな。イグナトフのお兄さんってもしかして元コングレスマン?元インスペクター?厚生省のお偉いさんで<狐>でもあった灼の父・慎導篤志に殺害されたイグナトフのお兄さん…謎が深いっす。
如月はやっぱり梓澤と何かしら関係があったみたいですね。梓澤は如月のことをお嬢さんって呼んでいたし、花の贈り主も梓澤のようで。僕は勝手に如月は梓澤の仲間的な繋がりがあると思っていたけど、ちょっと違うのかな。仲間とは逆で、梓澤によって色相を濁らされて潜在犯に堕ちてしまったとか、如月にとっては復讐すべき相手なのかな。この2人の関係性も気になります。
この絶望的な状況で唯一の希望は、外務省も<ヘヴンズリープ>に潜入しているってことです。まだ誰が潜入しているのかわからないけど、そんな危険な任務につくのは狡噛と宜野座の2人しかいないでしょ。
イグナトフにも如月にも思いっきりフラグが立ってるし、助かったとしてもこの2人の色相はアウトだと思うけど、とにかく生きて<ヘヴンズリープ>本部を脱出して欲しいですね。狡噛と宜野座に期待したい!
コングレスマンとインスペクター
インスペクター梓澤、ビフロスト西園寺、教祖代行トーリ。この3人の関係性も興味深かったです。
まずトーリはサードインスペクターで、西園寺とは親子関係だったと。いきなりぶち込んできた新事実でしたね。トーリがインスペクターである可能性は十分に考えられたけど、西園寺と親子とはね…これは想定外。
そして、インスペクターの上位がコングレスマンだということもわかりました。梓澤はコングレスマンを目指していると。で、梓澤はファーストインスペクターだから、コングレスマンに近い存在だということ。梓澤のターゲットはおそらく西園寺でしょうね。トーリはかなり梓澤を警戒しているけど、親子揃って退場する可能性もありそうですね。
そうなると俄然注目なのはコングレスマン・法斑静火の存在。ここまで大きな動きを見せてないことが逆に注目度を上げている感じがしますね。(声優が宮野真守さんだからっていうのもあるけど。何もないわけがないでしょ。)
ビフロストのゲームでは、法斑静火は公安局を推している感じなので、もしかしたら公安の人間なのかなって勘繰りたくなります。<狐>は公安局にもいるって前任監視官の来良が言ってたけど、法斑静火がそうなのかなと。あるいは公安局内の<狐>と繋がっているのか。
それとも梓澤と繋がっていて、ビフロストを乗っ取ろうとしているのか…。
いや、待てよ。法斑静火はシビュラだったり?
…想像が尽きないわ。
ピースブレイカー
サイコパス3直近の作品、劇場版サイコパス3部作『恩讐の彼方に』の最後に花城フレデリカが口にした<ピースブレイカー>。
物語が終盤に差し掛かる第6話でトーリの口から<ピースブレイカー>という言葉が出てきました。やっと出てきたか!といった感じです。が、僕の思っていた<ピースブレイカー>のイメージとはちょっと違いました…。裏社会の巨大な悪の組織というようなイメージだったんだけど、トーリは<ピースブレイカー>の生き残りを使うと言っていたので、どうやら一度壊滅状態になったようですね(外務省行動課が叩いたのかも)。個人的には巨悪として登場してくると思っていたので(期待していたので)、肩透かしを食らった感じでちょっと残念…。
トーリは暴力によって自分の色相悪化を防ぐために<ピースブレイカー>の生き残りを使うようなので、かなりの暴力的で野蛮な人間のような気がします。うーん…一係のメンバーが心配(特に入江)。犠牲者が出ませんように…。
舞子・マイヤ・ストロンスカヤ
最後の最後にまた衝撃シーンを持ってくるとは…心臓に悪いからやめて…。
舞子ちゃん、<ヘヴンズリープ>に拉致られちゃいました。
舞子に関しては、危険が迫るようなフラグは今回の第6話に限らず、かなり前から立ちまくっていて。サイコパス第2期では常守朱の身内であるおばあちゃんが殺害されたという事件があったので、イグナトフの奥さんという身内ということだけで何かしらの危険が迫るんじゃないかと不安でした(嫌な予感が当たってしまった)。
今までの度々出てきた灼とイグナトフと舞子の3人での食事のシーンを僕はあたたかい気持ちでは見られなかったし、今回の回想シーンや手術後の灼と舞子の会話のシーンを見てフラグ確定を感じて気が気でなかったし…。
<ヘヴンズリープ>に潜入している外務省のスパイ情報をイグナトフに吐かせるために舞子を拉致った可能性が高いので、イグナトフの目の前で舞子が…みたいな最悪の結末を想像してしまいますやめて。
まとめと今後の展開
イグナトフと如月の潜入捜査失敗、<ヘヴンズリープ>が舞子を拉致、この2点が全てを持っていった感じがする第6話。
でも、他にもいろいろ盛りだくさんありました。
ユーストレス欠乏症に誘導できるエターナルホワイト(歯磨き粉の商品名みたいだな)という色相をクリアにする怪しい治療法の登場。
テレーザ陵駕、仁世教祖、アウマ、久利須の4人は繋がっていて、係数緩和施設での違法薬物の使用や入国者の強制売春や武器密造など、開国した日本が入国者たちに強いてきた犯罪を告発しようとしていた。その告発の計画を誰かが悪用したと推測する灼。
テレーザ陵駕が保護していた色相改善薬物の過剰投与が原因で植物状態になってしまった久利須の息子の存在。(おそらく彼はユーストレス欠乏症…<ヘヴンズリープ>の仕業でしょうね。)
爆殺されたと思われた久利須はまだ生きていることが灼のメンタルトレースによって判明(<ヘヴンズリープ>に拉致された?)。
<ヘヴンズリープ>が告発に便乗して(協力していると見せかけて)、自分たちの利益のために邪魔な存在を消していると考えるのが妥当かと。そして、久利須の息子は生き証人的な存在なのでしょうかね。
公安が保護していたザハリアス夫妻を乗せた船が爆破され、殺害されたことも謎ですよね。どこからか情報が漏れてる、というか、公安内に<ヘヴンズリープ>のスパイがいる可能性も十分に考えられます。厚生省には<ヘヴンズリープ>の信者が多数いるらしいので。
物語の謎が解明されつつ謎も増えていく展開で、まだまだ先が読めないですね。残り2話で全てを回収できるのかしら。常守朱が幽閉される原因となった事件の真相、前任監視官死亡事故の真相、灼の父・慎導篤志がイグナトフの兄を殺害した事件の真相、ビフロストの目的、梓澤の目的…などなど、大丈夫かしら。
納得できる結末は迎えられるのでしょうか…(個人的には不安です…)。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた。