仮面ライダーゼロワン【第15話感想】滅退場!迅覚醒!滅亡迅雷.net編は怒涛のクライマックスへ!
仮面ライダーゼロワン第15話。
滅亡迅雷.net編もクライマックス!
滅が迅を庇い…!
迅がイズを…!
或人がアサルトグリップを使い…!
冒頭のしんみりとしたお墓のシーンから始まり、後半は一気に怒涛の展開へ!
さあ、いってみましょう。
第15話あらすじ
仮面ライダー雷との戦いの末、滅亡迅雷.netのアジトがデイブレイクタウン付近にあることを突き止めたA.I.M.S.は、ついに掃討作戦を実行する。アークの知能が目醒めたことで、今まで以上の力を手に入れた滅亡迅雷もまた、真っ向からA.I.M.S.との戦いに立ち向かう。そんな中、或人は雷電という兄貴的な存在を失った宇宙飛行士型ヒューマギアの昴を連れて、飛電家のお墓を訪れていた。ヒューマギアであり父親代わりの其雄の一部も眠っているそのお墓の前で、ヒューマギアの遺志に想いをはせる或人。そんな或人のもとに“滅亡迅雷.net掃討作戦”開始の一報が入る。それは、人間VSヒューマギアの最終決戦の幕開けを意味していた。
(出典元:仮面ライダー公式ポータルサイト 仮面ライダーWEB)
飛電家のお墓
迅が暗殺ちゃんと雷のお墓を作ろうとしたり、或人とイズと昴が飛電家のお墓へお参りに行ったり。冒頭は家族の大切さや繋がりを考えさせられて、しんみりしたりほっこりしたり。
迅なんてわざわざ検索してお墓のことを調べるあたりは、人間に憧れを抱きつつあるのかなと。或人や不破や唯阿と戦ってきて何かを感じたのかも。滅に人間の真似事はやめろって墓を崩されちゃったけど、迅はホント素直で可愛くて憎めない。
イズは或人のヒューマギアに対する思いや、兄であるワズの死を経て、家族の大切さを理解しつつあって、飛電家のお墓に手を合わせようとするくだりは良かったなぁ。なんて事ないシーンなんだけど、人間とヒューマギアの魂の繋がりを感じさせてくれて、温かくてちょっと切なくて、好きだなぁ…こういうシーン。
で、気になったのは飛電家のお墓に彫られていた名前と亡くなった年。
飛電一子 1993年
飛電其雄 1997年7月
飛電嘉乃 1997年7月
飛電其雄 ヒューマギア 2007年
飛電是之助 2019年
実に興味深い…。
飛電一子って、或人のおばあちゃん?(あるいはお姉さんの可能性も?)
或人の両親は同じ年月に亡くなっている…いったい何があった?
「家族の死」は今後の展開に大きく関わってくるのか。劇場版では其雄(ヒューマギア)が登場するので、「家族の死」について描かれたりするのか。
実に興味深い…。
滅退場!
前回の予告を観て、まさかとは思っていたけどまさかの滅退場。
圧倒的に強くて、圧倒的にクールで、ヴィランとしての存在感は抜群で、ここまでずーっとカッコ良かった滅。
そして、最後までカッコ良かった…。
ゼロワンやバルカンに力負けしたわけじゃなくて、迅を庇い、アサルトウルフの攻撃をまともに食らって逝ってしまうという、底を見せないままの退場劇はとっても惜しい。けど、滅の強いイメージを残したまま、カリスマ性を残したままの退場劇は良かったです。
アークの意志に従った行動とはいえ、迅を庇う滅の行動は人間的で感動したなぁ。アーク云々が無くても助けに向かったような気もするし。迅の事を息子だと言ってたくらいだからね。最期に親らしいところを見せるとはなんと憎い演出。
シャイニングホッパーに圧倒されたとはいえ、まだまだ余力十分って感じだったのに、あまりにも早すぎる15話での滅の退場劇。強さの底を見せていないだけではなく、いったい誰が滅を製造したのか、なぜモジュールがめり込んでいるのか(これは個人的に知りたい)…など、謎も多い滅。一時的な退場で、いずれは復活するはず(して欲しい)。滅の過去を知りたいし、何よりも個人的にはまだ見たいんス、滅を。
攻撃されるイズ
滅がやられて悲しんでる迅の前で「滅が見事に討伐されました」なんて言っちゃうイズには驚いたなぁ。そもそもなぜあそこにいた?そしてなぜ迅の心を逆なですることを言っちゃったのイズ。
家族の大切さを理解できても、これを言ったら相手がどう思うのか、その辺の理解不足がまだまだヒューマギア的なんだよな…(ヒューマギアなんだけど)。迅からしたら「滅、死んじゃいましたね。ざーんねん。テヘペロ(o^^o)」って言われたようなもんだからね。
或人社長のために秘書として滅の状況を確認してあげたかったのかもしれないけど、危機管理能力が低すぎ…。そりゃあ、迅が怒って攻撃してくるよ。
迅覚醒!
滅に救われ、悲しみ、そして怒ってイズを攻撃するという、感情が爆発した迅。
滅が滅びる事で人間への憎悪を増幅させて、迅をシンギュラリティへ導くことがアークの意志。迅がシンギュラリティに到達させるためのそれまでだったんですねー。
覚醒してギーガーと大量のマギアをコントロールして街を襲うシーンは迫力があって怖かったです。ビルを破壊するギーガーも恐ろしくて良かったけど、大量のマギアが人間を襲うシーンはかなり恐怖心を煽って良かったですね。女性がマギアに殴られるシーンがあったんだけど、これ、小さなお子さまが見たら怖くて悲しくてトラウマになっちゃうんじゃないの?ってくらいリアルに怖かった…。
僕の個人的な考えなんだけど、殴られる役は女性より男性の方がいいような気がするんですよね。特に小さなお子さまのお母さん世代の方が殴られちゃうと、怖いを通り越して心に傷を負ってしまう可能性があると思うんですよね(大げさかな?)。少しだけ配慮して欲しいなぁ…なんておじさんの勝手なお願い。
いつも無邪気で可愛いお子ちゃまの迅が覚醒して<聖戦>を仕掛けてきた展開がデイブレイクを想像させて、絶望的でシリアスな画にゾッとしました。
怒る或人
覚醒した迅の前に立ちはだかる或人も良かった。怒りがビンビン伝わるし、セリフも響いたなぁ。
迅に向かって、ヒューマギアは友達だとか言ってるくせに、なんでヒューマギアであるイズを傷つけたんだ!って凄く真っ当なセリフを言う或人。さらに、今までヒューマギアを傷つけ利用してきたお前は友達なんかじゃない!って続ける怒り心頭な或人。迅は何も言えないという…。
確かにそうだよね。お友達を傷つけたらダメ。利用したらダメ。仮面ライダーゼロワンを観ている小さなお友達にも響くようなとっても良いセリフ。イイぞ、或人。
で、衛星ゼアと繋がりラーニングして、シャイニングホッパープログライズキーにアサルトグリップを着けて、アサルトシャイニングホッパーに変身!
不破同様にアークの力を使える或人って一体何者?
赤い血が流れてるから、ヒューマギアでは無いと思うけど、或人って一体何者?
衛星ゼアの想定を上回る成長をみせたり、アークの力を使えたり、人外の雰囲気も漂い始めてる或人。何か秘密があるような…。
今回の天津さん
今回の天津さん。方舟だの神話だの意味深な事を意味深な表情で語る天津さん(そんな天津さんが好き)。で、何が言いたかったのか、目的がようやくわかりました。
(エイムズを利用して)滅亡迅雷.netを倒し、仮面ライダーが新時代の兵器である事を証明することだったんですね(兵器…ビルド再びだな)。戦争事業をおっ始めようとしているようです。これを聞いたら唯阿もさすがに協力し辛くなるんじゃないかな。
今後登場してくるであろうZAIAの仮面ライダー(サウザー)は、兵器として使われるわけだから、かなり強敵でしょうね。そして変身者が誰なのか、これも気になる。
第15話いろいろ
その他諸々感じたことを箇条書きしてみますよ。
- 滅亡迅雷.netに対するタダならぬ怒りを見せる不破の凄みが相変わらずハンパない。引くくらいに怖い。
- 滅を倒した不破のやり切った感にはちょっと感動。
- アサルトウルフ変身解除後に必ず血を吐く不破。毎回吐き続けるのか、不破の体が心配。子ども番組的にも心配。
- イズがやられてパニクる或人に会社をどうするんだと詰め寄る福添には本気で腹が立つ。
- 衛星ゼアに修復されたイズは以前のままのイズなのか少し心配。
- イズが修復中で心配だけどギャグをぶっ込んでくる或人の芸人魂は立派。
- 不破バルカンの変身を強制解除させて孤軍奮闘する唯阿バルキリーがカッコ良かった。(バルキリーのアクションシーンが好き。)
こんな感じでしょうか。
第15話もいろいろなことがあって楽しめましたねー。
今後の展開
滅が退場して(多分復活すると思うけど希望)、覚醒したとはいえ、迅ひとりではアークの力を手にしたアサルトシャイニングホッパーは手に負えない気がします。次回で滅亡迅雷.netとの戦いが決着するようなので、迅が倒されて終わるのか、あるいは違う決着を見せるのか、楽しみです。
そして2020年から本格的にZAIA編がスタートする感じでしょうか。<人間vsAI(滅亡迅雷.net)>の図式でここまでの仮面ライダーゼロワンは進んできたけど、ゼロワンのテーマって<人間とAIの共生>じゃないのかなぁなんて勝手に思ってるので、滅亡迅雷.netとの戦いが終わり、これからがゼロワンの本当の物語が始まるような気がします。
で、オープニングを見る限り、ゼロワン、バルカン、バルキリー、滅、迅が(仲間として)並び立つことが予想されます。唯阿がZAIAを裏切り、滅が復活し(イズ同様に衛星ゼアを使う?)、迅は…まだどうなるのかわからないけど或人に救われ、不破を含めてみんなが仲間になる展開が待ってるようないないよな(どっち?)。
人間とAIが助け合い協力し合い、それこそ人類を滅ぼしかねない巨悪・ZAIA社に立ち向かうという流れでしょうか。
天津さんには徹底的に悪者になって欲しいですね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた。