仮面ライダーゼロワン【第25話感想】迅復活!しかし、滅との関係性に変化が…?
仮面ライダーゼロワン第25話。
いやぁ〜、面白かった!!!
迅復活!!!
仮面ライダー迅バーニングファルコンもカッコ良かったしぃ!!!
…迅祭りでしたね。
さあ、いってみましょう。
第25話あらすじ
突如、衛星ゼアとの交信が途絶えた。調査の結果、何者かが意図的に通信を妨害していることが分かる。イズは、飛電インテリジェンスのラボにヒューマギアの開発と製造を担当する博士ヒューマギアのボットを召喚して、原因の究明を始める。そこに、A.I.M.S.から脱走した滅の捜査に諫が駆けつける。
「テロリストにするためにあいつらを作ったわけじゃない」
そのボットの言葉で、彼こそが滅亡迅雷ネットの原型となった滅たちヒューマギアを作ったことが判明し、博士はゼロワンに関する歴史を紐解いていくのだった。
一方そのころ、飛電インテリジェンスの屋上には、謎の仮面ライダーが佇んでいて――。
(出典元:仮面ライダー公式ポータルサイト 仮面ライダーWEB)
迅復活!
迅復活!唐突に復活しましたね。ホスト風な迅、いかがでしたでしょうか(笑)
ホントに、迅?っていうくらいに落ち着いた話し方で、大人な雰囲気で。迅のチャーミングポイントだった無邪気さは完全に消え去っていてね(無邪気で可愛いのに残虐だったところがギャップで良かったのに…個人的にはちょっと残念)。
今までの迅は(爆殺されるまでの迅は)なぜ人類を滅亡させるのか、理由もわからずただ滅の言う通りに行動していただけで、完全にお子ちゃまだったんだけど、今回のニュー迅は明らかに自分の意志を持っていて。「人間から解放してヒューマギアに自由を与える。それが仮面ライダー迅だ!」なんてこと言い出して、見た目だけじゃなくて中身まで立派な大人になっていてね(遠い目で)。
映画『令ジェネ』でウィルが「ヒューマギアにも労働の対価を」って是之助に要求してたけど、ちょっと近いものを感じて。人類滅亡を目的としている滅とは若干ニュアンスが違うような。迅が滅に銃口を向けたラストシーンは2人の間に溝があるというか、関係性の変化を感じましたね。まぁ、次回26話で「冗談だよ、滅」とか言って何事もなく丸く収まる可能性もあるけど…。
人間からの独立が迅の目的のように感じるので、独立戦争でもおっ始めるつもりなのかな、と。滅のように人類滅亡を旗印に反乱を起こす展開は仮面ライダー的で良いんだけど、ヒューマギアが人間からの独立を目指す独立戦争的な展開もドラマティックで良いなぁと。レプリカントの反乱を描いた『ブレードランナー』っぽくて。もしそんな展開が描かれるなら、いずれ滅亡迅雷.netとわかりあえる時が来たりして…(迅の復活だけで妄想が膨らむ膨らむ)。
迅の謎すぎる復活も気になる。滅亡迅雷.netの残りの1体「亡」(多分黒フード)が関わっているんだろうけど、どういう経緯で復活したのか。とっても気になる。迅のバックアップは残っていたとして、同じ顔のヒューマギアを確保していたのか。双子型ヒューマギア…とか?(そんな需要ないか。)
ヒューマギアモジュールもイヤホンサイズにまでダウンサイジングされていたり、博士型ヒューマギア・ボットをハッキングしてコントロールしたり(アークに近い力を持っている)かなりのバージョンアップ。より人間に近いヴィジュアルで復活を遂げた迅。果たして「亡」がバージョンアップした迅を作り上げたのか。迅復活には人間も絡んでる可能性があるような気もするけど、君はどう思う?(突然の投げかけ)
まだ再登場したばかりなので謎も多いし、無邪気で可愛い迅を見られないのは残念だけど大人びた迅はそれはそれで魅力的だし、迅の復活は停滞気味の仮面ライダーゼロワンの今後の展開に大きく作用しそうで楽しみです。
そうそう、仮面ライダー迅バーニングファルコンはかーなーりカッコ良かった!まさにバーニングファルコン=燃える隼って感じで、速くてダイナミックで良かったです。色味もメタルレッドって言うんですかね、仮面ライダーカブトを彷彿とさせる鮮やかな赤。これまたフィギュアになったらめっちゃカッコ良いはず。こりゃ絶対に映えるぞ。
滅亡迅雷.netと滅の過去
映画『令ジェネ』の内容をシレッとブッ込んできましたね。それもわざわざボットがわかりやすく丁寧に説明してくれて。僕も『令ジェネ』を観たんだけど、タイムジャッカーが介入してきたので、話がややこしくてイマイチ理解出来なくて…2回観ちゃったのよ。でも今回のボットの説明を聞けばデイブレイクの件は全て理解できるので、2回も観る必要は無かったんじゃね?とか思ったり(どうでもいいグチ)。
滅亡迅雷.net結成の経緯や滅の過去は初耳で興味深かった。アークがハッキングした優れた4体のヒューマギアが滅亡迅雷.netだと。仮面ライダーガチ勢の皆さんが薄々思っていた滅亡迅雷.net4人説がここでハッキリと証言されました。以前、不破が滅亡迅雷.netには「亡」と「雷」もいるはずだと唯阿に言ったことがあったけど、その通りになりましたね。不破はただのゴリラじゃないってことがこれで証明されましたな(笑)
で、興味深かったのは、滅は或人の父・其雄と同じ父親型ヒューマギアだったということ。父親型ヒューマギアの存在にもビックリしたけど、だから滅は迅に対して自分は親だと言ったんですね。滅と迅は同志ではなく親子ってことに違和感があったけど、これで納得。滅には父性が残っていたということでしょうかね。
今回の迅の発言や行動を見ると、親子関係に亀裂が入りそう。壮大な親子喧嘩に発展したり…んなことないか。
天津の目的
最後に天津。今回は大事なことをシレッと言っちゃう回のようで…。仮面ライダーを利用した兵器ビジネスが彼の最終目的ということが判明しましたね。仮面ライダーを兵器に…どこかで見たような聞いたような展開だけど、まぁいいか(^^;;
飛電を買収すると言いつつも、実はヒューマギアより人間の方が上だということを証明するために戦っているのかなぁ…なんて、天津に対して少しばかりの期待を持っていたんだけど、そのまんまの傲慢な男だったと。
飛電、エイムズ、滅亡迅雷.netを全て利用して兵器ビジネスを企んでいた天津を見た唯阿は何を思うんでしょうかね。そろそろ天津と袂を別つ決断をしてもいいと思うんだけど。何か弱みでも握られてるのかしら。今のところ唯阿の過去は一切語られてないからちょっと気にはなるのよね…。
まとめと今後
デイブレイクの全容や天津の目的が明らかになり、迅が復活したものの滅との意志の相違がありそうで関係性は微妙な感じで。或人の夢である「人とヒューマギアが一緒に笑い合う未来」が本作の落とし所になりそうですね。
今後登場してくるであろう滅亡迅雷.netの「亡」の意志が気になるけど、或人と迅は天津に対して共闘出来そうな雰囲気を感じたりしたのは僕だけでしょうか。
仮面ライダーって後半に入ると一気にシビアな展開になるので、今回の25話を見る限り、人類滅亡だのヒューマギアの自由だの兵器ビジネスだの…ゼロワンもご多分に漏れずシビアな展開になりそうですねぇ。
おしまい。